Columnコラム

アレルギー性鼻炎

2025.06.01

今回はアレルギー性鼻炎についてご紹介します。子どもがいる家庭では、一度は耳にしたことのある病気だと思います。

アレルギー性鼻炎は、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの症状が過剰に起きる状態を言います。
これは、鼻から入ったもの異物を鼻水で洗い流して、体の外へ排出するための防御反応です。
 
アレルゲンが鼻の粘膜に付着すると、体の中で抗体が作られてマスト細胞に結合し、アレルゲンが入ってくる度にヒスタミンなどのアレルギー誘発物質をマスト細胞から放出され、アレルギー反応が起こります。
 
アレルギー症状は、ダニなどによる一年中症状に悩まされる通年性アレルギー性鼻炎と、花粉症など季節によって起きる季節性アレルギー性鼻炎があります。
  
・症状
鼻水、くしゃみ、鼻づまり、眼の痒みなど。
 花粉症の鼻水は透明でサラサラしているものです。
鼻づまりにより、口渇、不眠、咳、匂いが分らなくなる、等の症状がでることもあります。
 
・原因
ほこり・ダニなどのハウスダストカビ、花粉など
偏食、疲労、ストレス、不規則な生活を送っている人はなりやすいと言われています。
また、大気汚染や、日常の化学物質の増加も影響している可能性があります。
 
・予防方法
ハウスダストが原因の場合は、室内のダニを除去するために、細目に掃除を行う必要があります。ダニが生息しにくいようにしましょう。
スギなどの花粉が原因の場合は、花粉の飛散状況を確認して、外出する際はマスクやうがいなどをしましょう。花粉が多い時期は外出を避けて下さい。
犬や猫などのペットが原因になる場合は、ペットの飼育を外でするなど、原因となるアレルゲンに触れにくい状況を作りましょう。
 
病院で検査する事で、原因となるアレルゲンが分かります。
 
・治療方法
抗ヒスタミン薬、抗ロイコトリエン薬、点鼻薬、経口ステロイド薬など症状に応じて様々な薬を使用します。鼻づまりタイプ、くしゃみ・鼻水タイプなど症状に合わせて薬が使われます。
 
その他にもアレルゲンを少量から体内に入れていき、体を慣らしてアレルギー性反応が起こりにくくする特異的免疫療法や、レーザー手術など手術療法などもありますので、医師と相談して下さい。
 
症状がありましたら、早めに病院に受診し相談しましょう。
 

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