Columnコラム

伝染性紅斑(りんご病)

2025.07.01

今回はりんご病についてご紹介します。子どもがいる家庭では、一度は耳にしたことのある病気だと思います。

伝染性紅斑は、頬に出てくる紅斑を特徴とし、小児を中心にみられる流行性発疹性疾患です。両頬が赤くなることから「リンゴ病」とも呼ばれることがあります。
 妊婦の感染で胎児の異常や、流産の可能性があるので、注意が必要です。妊娠前半期の感染の方が危険と言われています。
 
症状
頬の紅い発疹、頭痛、関節痛、微熱、感冒症状など
 胸腹背部にまで発疹が出ることがあります。これらの発疹は基本的に1週間前後で消失しますが、長引く事もあります。
 
特徴
流行の時期はなく、5歳から9歳での発生が最も多いです。
 
ウイルス
ヒトパルボウイルスB19
 
潜伏期間
10~20日あるので、感染を拡大させないようにしましょう。
 
感染経路
くしゃみや咳などの飛沫感染と、皮膚や粘膜の直接的な接触による接触感染です。
 
予防方法
手洗い、手指の消毒、うがい、マスクなどの咳エチケットが重要です。
感染者との濃厚な接触も控えましょう。
 
治療方法
特効薬はないので、症状を和らげる薬が使われます。
 現在のところワクチンもありません。
 
学校の登園、登校について
学校保健法では、明確な規定はありません。本人の状態によって判断されるべきと考えられています。かかりつけ医師と相談してください。かかりつけ医師と相談してください。
 
小さな子どもで症状がありましたら、早めに病院に受診し相談しましょう。
 
(国立感染症研究所より参照)
 

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