Columnコラム

熱中症警戒アラート

2022.06.29

最近、気温が高くなってきています。

熱中症にご注意ください!

高温多湿な環境で長時間いることは避けましょう。
屋外での活動では、こまめな水分補給を行いましょう。

レジオネラ菌

2022.06.01

今回はレジオネラ菌について、ご紹介します。あまり耳にしない病気ですが、加湿器や循環式浴槽などで発生が報告されているので、冬場などでは注意が必要です。毎年報告されている病気で、7月、9月に多く報告されています。
 
レジオネラ菌は細菌感染症で、重症の肺炎のレジオネラ肺炎や、軽症のポンティアック熱などが知られています。レジオネラ属菌は土壌や川、湖、温泉等に生息する細菌で、60種類程確認されています。感染するとレジオネラ症を発症します。
 
・症状
全身倦怠感、食欲不振、頭痛、筋肉痛、発熱、咳、呼吸困難、意識レベルの低下など
レジオネラ肺炎になると重症化しやすく、急速に症状が悪化する場合もあり、適切な処置が必要です。
ポンティアック熱は軽症なので、一過性であり、自然治癒します。
 
・原因菌
レジオネラ属菌
 
・潜伏期間
2~10日前後あるので、注意が必要です。
 
・感染経路
レジオネラ属菌に汚染された霧やしぶきを吸入し、体内に入ることで感染します。
レジオネラ属菌は人から人へ感染はしません。
温泉や川などで溺れて感染することもあります。また、汚染された土壌の粉じんを吸い込むことで感染することもあります。
 
・予防方法
加湿器や浴槽では水を毎日交換し、洗浄する必要があります。レジオネラ属菌は60℃5分間で殺菌されます。
 予防できるワクチンはありません。
 
・治療方法
マクロライド系抗生剤、ニューキノロン系抗生剤、リファンピシンなどで治療できます。早期発見、早期治療が必要です。
 
感染疑いがありましたら、早めに病院に受診し相談しましょう。

(厚生労働省より参照)