Columnコラム

薬と健康の週間

2021.10.11

10月17日から一週間は「薬と健康の週間」です。
医薬品を正しく使用することの大切さ、そのために薬剤師が果たす役割の大切さについて、一人でも多くの方に知ってもらいたいと思っています。

お薬について、健康について、お気軽に当店の薬剤師にご相談ください。

副鼻腔炎

2021.10.01

今回は副鼻腔炎についてご紹介します。子どもがいる家庭では、一度は耳にしたことのある病気だと思います。

副鼻腔は、鼻の周りにある空洞であり、鼻の中と繋がっています。
副鼻腔炎は、ウイルスや細菌、アレルギーなどにより副鼻腔や鼻の粘膜が炎症を起こす病気です。副鼻腔が腫れて鼻の換気が出来なくなると、副鼻腔の中で細菌が増殖して炎症がひどくなり、ますます悪化してしまうのが副鼻腔炎です。
鼻水や、鼻づまり、頭痛、咳、臭いが分からないなどの症状が現れます。
 治療には3~6ヶ月かかることもあるので、継続して治療することが重要です。
 
・症状
鼻水、鼻づまり、頭痛、咳、痰、臭いが分からない、目の奥や頬が痛いなど
 
・特徴
症状が1ヶ月以内の場合は「急性副鼻腔炎」、症状が3ヶ月以上の場合は「慢性副鼻腔炎」または「蓄膿症」とわれます。
 
・原因
ウイルス、細菌感染、アレルギー
  近年、薬の効かない耐性菌が増えています。
 
・予防
家族に副鼻腔炎の人がいると、細菌がうつる可能性がありますので注意が必要です。
手洗い、うがい、マスクの着用が重要です。
鼻水、鼻づまりはそのまませず、治療することも大切です。
長引く風邪にも注意しましょう。
 
・治療方法
鼻水を吸引、鼻の洗浄し細菌量を減らす処置があります。
抗菌薬、ステロイド、鼻腔に溜まった分泌物を排出する薬などで薬物治療を行います。
マクロライド系抗生剤を少量で長期間服用することもあります。
効果が無い場合や、重症の場合には手術療法を検討します。 
その他に検査では、X腺やCT検査を行うこともあります。鼻の中をみるために内視鏡検査もあります。
 
 
症状がありましたら、早めに病院に受診し相談しましょう。