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メディカル情報

インフルエンザの種類

2020.05.01

今回はインフルエンザについてご紹介します。毎年流行しているので、ご存知の方も多いかと思います。

インフルエンザウイルスには様々な種類がありますが、大きく分けて3つ(A型、B型、C型)に分けられます。
今回は代表的なものを紹介します。毎年流行しているのは、主にA型インフルエンザとB型インフルエンザです。
 
A型インフルエンザ
A型インフルエンザウイルスは、発熱、悪寒、喉の痛みなど、比較的症状が強いと言われています。A型インフルエンザは変異しやすいので、免疫機能が機能しにくく、世界的に流行しやすい型です。変異を起こしやすいので、A型インフルエンザウイルスは100種類以上あると言われ、毎年流行する型が異なります。
 
これまでに世界的に大流行したA型インフルエンザウイルスは以下のものがあります。
1918年 スペインかぜA/HN1)
患者数5億人、死亡者数4000万人と言われています。
1957年 アジアかぜA/HN2)
1968年 香港型A/HN2)
1977年 ソ連型A/HN1)
 
 
B型インフルエンザ
B型インフルエンザウイルスは、近年において毎年流行していますが、A型インフルエンザウイルスのように変異しやすくはないので、大きな流行はしにくいと考えられています。
A型インフルエンザは冬の前半、B型インフルエンザは冬の後半に流行る傾向がありますので、2つともかかることもあります。
 
C型インフルエンザ
C型インフルエンザは免疫を獲得しやすく、より変異しにくい型なので、かかっても軽症になりやすい型と言われています。
 
 
・鳥インフルエンザ
鳥類に感染するA型インフルエンザウイルスのことを言います。鳥インフルエンザは通常は人に感染することはありませんが、鳥類との濃厚接触によって感染すると言われています。鳥インフルエンザは新型インフルエンザではありません。現在、日本では感染者は確認されていません。
 
 
・新型インフルエンザ
鳥インフルエンザや豚インフルエンザが遺伝子変異し、人から人へ感染することができるようになった、新たなインフルエンザウイルスのことを言います。ほとんどの人が新型インフルエンザに対して免疫を持たないので、世界的に大流行する可能性があります。
 

インフルエンザの薬

2020.04.01

今回はインフルエンザの薬についてご紹介します。毎年流行しているので、ご存知の方も多いかと思います。

インフルエンザにかかると、ウイルスの増殖を抑える抗インフルエンザ薬が使われます。

通常、インフルエンザウイルスが増殖し過ぎる前に使うので、発熱後2日以内に使用します。抗インフルエンザ薬を使うことで、発熱期間を24時間ぐらい短縮する効果があります。
インフルエンザにかかった時には、抗インフルエンザ薬の種類や服用の有無にかかわらず、異常行動が報告されているので、注意が必要です。小児・未成年者がインフルエンザにかかった時は、少なくとも治療開始後2日間は小児・未成年者を1人にしないでください。
抗インフルエンザ薬は以下のものがありますので、参照ください。
 
タミフルドライシロップ、タミフルカプセル
タミフルには散剤とカプセルがあります。1日2回、5日間の服用で治療します。生後2週目の新生児から使用できます。
10代の子供でも使用できるようになりました。
タミフルドライシロップは苦味が強いので、子供に飲ませる場合は、イチゴヨーグルト、チョコアイス、ココア、オレンジジュース、スポーツドリンク、服薬補助ゼリーなどを使った方が良いです。
ジェネリック医薬品も発売されていますので、医療費を抑えることができます。
 
リレンザ
吸入剤なので吸うことが難しい人には使用できませんが、苦味を感じにくく使用できることが利点です。1日2回、5日間の吸入で治療します。成人も子供も同じ量を使用します。
ジェネリック医薬品は発売されていません。
 
イナビル吸入粉末剤
吸入剤なので吸うことが難しい人には使用できませんが、苦味を感じにくく使用できることが利点です。また、1度だけの吸入で治療できるのも利点です。吸入量は10歳以上で4吸入、10歳未満で2吸入します。
ジェネリック医薬品は発売されていません。
 
ゾフルーザ錠、ゾフルーザ顆粒
錠剤と顆粒が発売されていますので、苦味を感じることなく服用できる点が利点です。
また、1度だけの服用で治療できるのも利点です。年齢と体重により服用量が異なります。
ジェネリック医薬品は発売されていません。
 
ラピアクタ点滴静注液バック
注射薬なので、病院内で使用されます。吸入や服用できない場合や、重症度に応じて使用されます。
ジェネリック医薬品は発売されていません。
 
 
処方については、近隣の医院、クリニックで医師と相談ください。
 

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

2020.03.01

今回は重症熱性血小板減少症候群についてご紹介します。あまり聞きなれない病気ですが、近年問題になっている病気です。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は中国の研究者によって発表されたダニによって媒介される新しいウイルス感染症です。
2019年はSFTSの国内報告数が100件を超えており、過去最高の報告数となっています。
日本、中国、韓国での患者が発生しています。ウイルスの遺伝子型から、日本で発見されたSETSウイルスは中国で発見されたものとは異なっているので、日本国内のSFTSウイルスだと考えられています。
 
・症状
発熱、嘔吐、腹痛、下痢、下血、筋肉痛、神経症状、出血症状など。死亡例も出ています。
  
・ウイルス
ブニヤウイルス科フレボウイルス属の重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルス
 日本にいる複数のマダニからSFTSウイルスが検出されています。
 
・潜伏期間
6日から2週間の潜伏期間があります。
 
・感染経路
SFTSウイルスを持っているマダニに刺されることで感染します。
 SFTSウイルスに感染して発症している、野生動物、犬、猫などの動物の血液や体液に直接ふれることで感染する可能性もあります。
 
・予防方法
マダニが生息する草の茂っている場所では、肌の露出を避け、長袖、長ズボンでいる必要があります。
動物との過剰な触れ合いは避け、動物に触った場合は必ず手を洗うようにしてください。
 
・治療方法
特効薬はないので、症状を和らげる薬が使われます。
ウイルス検査をして診断されます。
 
症状がありましたら、早めに病院に受診し相談しましょう。
 
(厚生労働省より参照)
 

コロナウイルス

2020.02.01

今回はコロナウイルスについてご紹介します。現在、世界的に流行し始めて問題になっている病気です。

コロナウイルスは人に感染する風邪のウイルス4種類と、動物に感染し重症化しやすいウイルス2種類があります。
人に感染するコロナウイルスは、HCoV-229EHCoV-OC43HCoV-NL63HCoV-HKU1があります。風邪の1015%はこれらのコロナウイルスによるものであり、ほとんどの子供が6歳までに感染します。高熱が出る事もありますが、ほとんどは軽症です。
動物から感染するものには、コウモリのコロナウイルスが人に感染して重症肺炎を惹き起こすSARS-CoVがあります。これは中国の広東省で発生し、2002年~2003年に流行しました。また、ヒトコブラクダに感染するMERS-CoVもあります。これも人に感染し、人に感染すると重症肺炎を引き起こします。2012年にサウジアラビアで発見されました。
 
 新型コロナウイルスは現時点では感染源、感染経路は不明です。
 
・症状
咳、発熱、呼吸困難、鼻水、くしゃみ、咽頭炎、味覚障害など
 
・ウイルス
コロナウイルスHCoV-229EHCoV-OC43HCoV-NL63HCoV-HKU1SARS-CoVMERS-CoV
 
・潜伏期間
新型コロナウイルスの潜伏期間は不明ですが、14日前後あると考えられているので、感染を拡大させないように注意が必要です。
 
・感染経路
くしゃみや咳などの飛沫感染と、皮膚や粘膜の直接的な接触による接触感染です。
 新型コロナウイルスは人から人への感染の程度は現段階では明らかではありません。
 
・予防方法
手洗い、手指の消毒、うがい、マスクなどが重要です。感染者との濃厚な接触も控える必要があります。
新型コロナウイルスの消毒を行う場合は、消毒用アルコール、次亜塩素酸ナトリウムが有効であることがわかっています。
 
・治療方法
特効薬はないので、症状を和らげる薬が使われます。
 新型コロナウイルスに対して有効な薬、ワクチンは開発されていません。
 
・感染が疑われた場合について
感染が疑われた場合はマスクを着用し、まずは地域の保健所に連絡して下さい。その後に医療機関に受診して下さい。中国の武漢市に渡航歴がある場合は必ず申告するようにしてください。
 
(国立感染症研究所、厚生労働省より参照)
 

流行性耳下腺炎(おたふく風邪)

2020.01.04

今回はおたふくかぜについて、ご紹介します。子どもがいる家庭では、一度は耳にしたことのある病気だと思います。


おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は片側あるいは両側の唾液腺の腫れを特徴とするウイルス感染症です。通常1~2週間で治ります。最も多い合併症は髄膜炎で、その他に髄膜脳炎、睾丸炎、卵巣炎、難聴、膵炎などがあります。
 
症状
発熱、耳下腺の腫れ、頭痛、倦怠感、食欲低下など
 
特徴
基本的には軽症です。2~3週間の潜伏期間を経て、唾液腺の腫れ、痛み、嚥下痛、発熱がみられ、1~2週間で軽快します。通常、腫れは48時間以内にピークがみられます。
医療機関で抗体検査でかかっているか調べることができます。 
 
ウイルス
ムンプスウイルス
 
潜伏期間
18日前後あるので、感染を拡大させないようにしましょう。
 
感染経路
くしゃみや咳などの飛沫感染と、皮膚や粘膜の直接的な接触による接触感染です。
 
予防方法
手洗い、手指の消毒、うがい、マスクなどの咳エチケットが重要です。感染者との濃厚な接触も控えましょう。
予防方法としてワクチンがあります。
 
治療方法
特効薬はないので、症状を和らげる薬が使われます。
発熱や痛みにアセトアミノフェンが使われることがあります。脱水を起こすこともあるので、注意してください。
 
学校の登園、登校について
学校保健安全法では、第2種の感染症に定められているので、耳下腺、顎下腺または舌下腺の腫れが出て痕5日経過しかつ全身状態が良好になるまでは出席停止となっています。
家族や身近な人が感染の疑いがある場合は、出席停止となります。
かかりつけ医師と相談してください。
 
小さな子どもで症状がありましたら、早めに病院に受診し相談しましょう。
 
(国立感染症研究所より参照)
 

水疱瘡

2019.12.01

今回は水疱瘡についてご紹介します。子どもがいる家庭では、一度は耳にしたことのある病気だと思います。


水疱瘡は水痘帯状疱疹ウイルスによって起こる急性の伝染性疾患です。
 
症状
発熱、発疹、痒み、全身倦怠感など
 
特徴
毎年12月から7月に多く、8月から11月には減少します。ほとんどが9歳以下に感染します。
子どもは発疹が最初の症状として出現します。
大人の場合は発疹が出る前に1〜2日の発疹と全身倦怠感を伴うことがあります。
発疹は全身に広がり、痒みを伴います。紅斑、丘疹を経て短時間で水疱になり、痂皮化します。発疹は最初に頭皮、そして体幹、手足に出現しますが、体幹がもっとも多くなります。
38℃前後の発熱が2~3日間続きます。大人では重症化しやすく、合併症の頻度も高くなるので注意が必要です。
 
ウイルス
ヘルペスウイルス科のα亜科に属するDNAウイルス
 
潜伏期間
10〜21日あるので、感染を拡大させないようにしましょう。
 
感染経路
くしゃみや咳などの飛沫感染と、皮膚や粘膜の直接的な接触による接触感染です。
 
予防方法
手洗い、手指の消毒、うがい、マスクなどの咳エチケットが重要です。感染者との濃厚な接触も控えましょう。
ワクチン接種により、抗体ができ、水疱瘡にかかりにくくなります。ワクチンは2回接種することが推奨されています。
 
治療方法
抗ウイルス剤としてアシクロビルや、カチリ等の外用剤が使用されます。
発熱にアセトアミノフェンが使われることがあります。
 
学校の登園、登校について
学校保健安全法では第2種の感染症に定められており、すべての発疹が痂皮歌するまでは出席停止となっています。家族や身近な人が感染の疑いがある場合は、出席停止となることもあります。かかりつけ医師と相談してください。
 
小さな子どもで症状がありましたら、早めに病院に受診し相談しましょう。
 
(国立感染症研究所より参照)
 

突発性発疹

2019.11.01

今回は突発性発疹についてご紹介します。子どもがいる家庭では、一度は耳にしたことのある病気だと思います。

突発性発疹は、突然の発熱と解熱後の発疹が特徴のウイルス感染症です。
 
症状
発熱、発疹、下痢、眼瞼浮腫、リンパ節腫脹など
 
特徴
乳児期に感染することが多く、予後は良好です。2~3歳までにほとんどの子が感染し、抗体陽性になります。
38度以上の高熱が3日間続いた後、解熱とともに発疹が体幹を中心に顔や手足に数日間現れます。
流行の時期はないので、1年中感染する可能性があります。
 
ウイルス
ヒトヘルペスウイルス6、7
 
潜伏期間
10日あるので、感染を拡大させないようにしましょう。
 
感染経路
唾液や粘膜の直接的な接触による接触感染です。
 
予防方法
手洗い、手指の消毒が重要です。衣服も清潔にしましょう。感染者との濃厚な接触も控えましょう。
 
治療方法
特効薬はないので、症状を和らげる薬が使われます。
発熱にが使われることがあります。脱水を起こすこともあるので、注意してください。
 
学校の登園、登校について
学校保健法では、明確な規定はありません。本人の状態によって判断されるべきと考えられています。かかりつけ医師と相談してください。 
 
小さな子どもで症状がありましたら、早めに病院に受診し相談しましょう。
 
(国立感染症研究所より参照)

はやり目

2019.10.01

今回ははやり目についてご紹介します。子どもがいる家庭では、一度は耳にしたことのある病気だと思います。

はやり目(流行性角結膜炎)は数種類のアデノウイルスによって起こる小児のウイルス性感染症です。
 
症状
眼瞼の浮腫、流涙
 
特徴
夏に流行しますが、他の時期でもみられる疾患です。
病院で簡単に検査することができます。
 
ウイルス
アデノウイルスのD種の8、19、37、53、54、56型。
 
潜伏期間
8~14日あるので、感染を拡大させないようにしましょう。
 
感染経路
皮膚や粘膜の直接的な接触による接触感染です。
 
予防方法
手洗い、手指の消毒が重要です。感染者との濃厚な接触も控えましょう。タオルを併用するのも避けましょう。
 
治療方法
特効薬はないので、症状を和らげる薬が使われます。
抗炎症剤、ステロイド剤、抗菌剤の点眼を行われます。
 
学校の登園、登校について
学校保健法では、流行性角結膜炎は出席停止になっています。かかりつけ医師と相談してください。
 
 
小さな子どもで症状がありましたら、早めに病院に受診し相談しましょう。
 
(国立感染症研究所より参照)
 

プール熱

2019.09.03

今回はプール熱についてご紹介します。子どもがいる家庭では、一度は耳にしたことのある病気だと思います。

プール熱(咽頭結膜熱)は、数種類のアデノウイルスによって起こる小児の急性ウイルス性感染症です。
プールでは汚染した水によって感染することもあります。塩素濃度の管理が不十分な場合に感染することがあります。
 
症状
発熱、頭痛、結膜充血、眼痛、喉の痛み、倦怠感、食欲不振など
 
特徴
夏に流行しますが、他の時期でもみられる疾患です。
病院で簡単に検査することができます。
 
ウイルス
アデノウイルスの3型。
 
潜伏期間
5~7日あるので、感染を拡大させないようにしましょう。
 
感染経路
くしゃみや咳などの飛沫感染と、皮膚や粘膜の直接的な接触による接触感染です。
回復後もウイルスは長期にわたって便などで排出されるので注意が必要です。
 
予防方法
手洗い、手指の消毒、うがい、マスクなどの咳エチケットが重要です。感染者との濃厚な接触も控えましょう。プールの後はシャワーできちんと洗い流し、眼も洗い、うがいもしましょう。タオルを併用するのも避けましょう。
 
治療方法
特効薬はないので、症状を和らげる薬が使われます。
発熱にアセトアミノフェンが使われることがあります。脱水を起こすこともあるので、注意してください。
 
学校の登園、登校について
学校保健法では、咽頭結膜熱は症状が消失して2日経過するまでは、出席停止になっています。かかりつけ医師と相談してください。
 
 
小さな子どもで症状がありましたら、早めに病院に受診し相談しましょう。
 
(国立感染症研究所より参照)
 

アデノウイルス

2019.08.01

今回はアデノウイルスについてご紹介します。子どもがいる家庭では、一度は耳にしたことのある病気だと思います。

アデノウイルスは、様々な種類の遺伝型があるウイルスです。種類が多いので何度も感染することがあります。咽頭炎(プール熱)、結膜炎、胃腸炎、扁桃炎、出血性膀胱炎を起こすものもあります。
 
症状
高熱、喉の痛み、下痢、膀胱炎
 
特徴
夏に流行しますが、他の時期でもみられる疾患です。
流行性角結膜炎、咽頭結膜熱(プール熱)が有名です。病院で簡単に検査することができます。
 
ウイルス
51種類の血清型および52型以降の遺伝型があり、A~Gの7種に分類されます。
 
潜伏期間
5~7日あるので、感染を拡大させないようにしましょう。
 
感染経路
くしゃみや咳などの飛沫感染と、皮膚や粘膜の直接的な接触による接触感染です。
回復後もウイルスは長期にわたって便などで排出されるので注意が必要です。
 
予防方法
手洗い、手指の消毒、うがい、マスクなどの咳エチケットが重要です。感染者との濃厚な接触も控えましょう。
 
治療方法
特効薬はないので、症状を和らげる薬が使われます。
発熱にアセトアミノフェンが使われることがあります。脱水を起こすこともあるので、注意してください。
 
学校の登園、登校について
学校保健法では、咽頭結膜熱と流行性角結膜炎は出席停止になっています。かかりつけ医師と相談してください。
 
 
小さな子どもで症状がありましたら、早めに病院に受診し相談しましょう。
 
(国立感染症研究所より参照)
 

ヘルパンギーナ

2019.07.09

今回はヘルパンギーナについてご紹介します。子どもがいる家庭では、一度は耳にしたことのある病気だと思います。

症状
 突然の発熱、喉の痛み
口腔粘膜にあらわれる水疱性の発疹が特徴
高熱によって熱性けいれんになることもあります。
 
特徴
乳幼児に夏に流行する、夏風邪の代表的疾患です。
5月頃から増加して、7月頃にピークになり、8月以降は減少していくのが一般的です。色々なウイルスの型があるので、大人もかかることがあります。
 
ウイルス
ほとんどがエンテロウイルス属に属するもので、主にコクサッキーウイルスA群です。
 
潜伏期間
2~4日あるので、感染を拡大させないようにしましょう。
 
感染経路
くしゃみや咳などの飛沫感染と、皮膚や粘膜の直接的な接触による接触感染です。
回復後もウイルスは長期にわたって便などで排出されるので注意が必要です。
 
合併症
まれに無菌性髄膜炎、急性心筋炎を合併することもあります。
 
予防方法
手洗い、手指の消毒、うがい、マスクなどの咳エチケットが重要です。感染者との濃厚な接触も控えましょう。
 
治療方法
特効薬はないので、症状を和らげる薬が使われます。
発熱や頭痛にアセトアミノフェンが使われることがあります。脱水を起こすこともあるので、注意してください。
 
学校の登園、登校について
学校保健法では、明確な規定はありません。本人の状態によって判断されるべきと考えられています。かかりつけ医師と相談してください。
小さな子どもで症状がありましたら、早めに病院に受診し相談しましょう。
 
(国立感染症研究所より参照)
 

RSウイルス

2019.07.06

今回はRSウイルスについてご紹介します。子どもがいる家庭では、一度は耳にしたことのある病気だと思います。

沖縄県でここ最近、RSウイルスが増加しています。

症状
鼻水、咳、発熱、ゼーゼーなど喘鳴、嘔吐
軽症の風邪症状から重症の細気管支炎や肺炎などの症状になることがあります。
 
特徴
RSウイルスは年齢を問わず、感染する疾患ですが、特に乳幼児の時に重症化しやすい感染症です。
乳幼児の肺炎の約50%、細気管支炎の50%~90%の原因とも言われています。
1歳までに半数以上が、2歳までにほとんどの子どもがかかると言われています。
小さいお子さんがいる家庭は、感染を避けるため注意が必要です。
例年は冬場において流行する感染症で、夏場は減少すしますが、県内では現在流行しています。
 
潜伏期間
2~8日、典型的には4~6日とされていますので、注意が必要です。
 
感染経路
くしゃみや咳などの飛沫感染と、皮膚や粘膜の直接的な接触による接触感染です。
 
予防方法
手洗いやうがい、マスクなどの咳エチケットが重要です。感染者との濃厚な接触も控えましょう。
 
治療方法
特効薬はないので、症状を和らげる薬が使われます。酸素投与、呼吸管理、輸液などの治療が行われます。
小さな子どもで症状がありましたら、早めに病院に受診し相談しましょう。
 
(国立感染症研究所より参照)
 

手足口病

2019.06.02

今回は手足口病についてご紹介します。子どもがいる家庭では、一度は耳にしたことのある病気だと思います。

特徴
夏に多くなってくる感染症として、手足口病があります。幼児を中心に流行する感染症です。
成人での発症はほとんどなく、男の子に多い傾向が見られます。
 
ウイルス
エンテロウイルス、コクサッキーウイルスが原因ウイルスです。
 
症状
口内や手や足の発疹、発熱。
 
手足口病は口腔粘膜と、手や足などに現れる水疱性の発疹を主症状とした急性ウイルス感染症です。
発熱は軽度で、38度以下がほとんどです。
通常は3~7日経過で消退し、水疱が痂皮を形成することはありません。
 
潜伏期間
3~5日あるので、感染を拡大させないようにしましょう。
 
感染経路
くしゃみや咳などの飛沫感染と、皮膚や粘膜の直接的な接触による接触感染です。
回復後もウイルスは長期にわたって排出されるので注意が必要です。
 
合併症
まれに髄膜炎、脳炎を合併することもありますので注意が必要です。
 
予防方法
手洗い、手指の消毒、うがい、マスクなどの咳エチケットが重要です。感染者との濃厚な接触も控えましょう。
 
治療方法
特効薬はないので、症状を和らげる薬が使われます。抗ヒスタミン剤を使う事もあります。脱水症状に注意する必要があります。
 
学校の登園、登校について
学校保健法では、明確な規定はありません。本人の状態によって判断されるべきと考えられています。かかりつけ医師と相談してください。
 
 
小さな子どもで症状がありましたら、早めに病院に受診し相談しましょう。
 
(国立感染症研究所より参照)
 

溶連菌感染症

2019.04.02

今回は溶連菌感染症についてご紹介します。子どもがいる家庭では、一度は耳にしたことのある病気だと思います。

春にかけて流行しやすい感染症として、溶連菌感染症があります。小児に多い感染症ですが、大人でもうつる可能性があります。
 
症状
発熱、咽頭痛、全身倦怠感、嘔吐などがあります。額と頬が紅潮し、口の周りのみ蒼白にみえることが特徴的です。
 
ウイルス
A群溶血性レンサ球菌が原因菌です。
 
潜伏期間
2~5日あるので、感染を拡大させないようにしましょう。
 
感染経路
くしゃみや咳などの飛沫感染と、皮膚や粘膜の直接的な接触による接触感染です。
 
合併症
まれに肺炎、髄膜炎、肺血症、リウマチ熱、急性糸球体腎炎を合併することもあります。
 
予防方法
手洗い、手指の消毒、うがい、マスクなどの咳エチケットが重要です。感染者との濃厚な接触も控えましょう。
 
治療方法
治療法として、抗生剤が10日間投与されます。 
ペニシリン系薬剤が第一選択となります。エリスロマイシン、セフェム系が使われることもあります。
 
学校の登園、登校について
学校保健法では、明確な規定はありません。感染の恐れがなくなるまでは、出席停止になります。かかりつけ医師と相談してください。
 
小さな子どもで症状がありましたら、早めに病院に受診し相談しましょう。
 
(国立感染症研究所より参照)
 

ロタウイルス

2019.03.02

今回はロタウイルスについてご紹介します。一度は耳にしたことのある病気だと思います。

3月頃から増えてくる感染症として、ロタウイルスがあります。ロタウイルスは急性の胃腸炎を引き起こす感染症で、0歳~6歳頃である乳幼児期にかかりやすい病気です。5歳までにほとんどの子どもがかかる病気です。感染力が強いので、わずかなウイルスでも感染します。重症化して入院が必要となることもあるので、注意が必要な病気です。
 
症状
下痢、嘔吐、発熱、腹痛
 
潜伏期間
2~4日とされていますので、注意が必要です。
 
感染経路
人から人への糞口感染です。嘔吐物や排泄物には注意して下さい。接触感染や経口感染によっても感染します。感染力が強いウイルスです。
 
予防方法
手洗いやうがいが重要です。感染者との濃厚な接触も控えましょう。アルコール消毒や、高温にも抵抗があります。次亜塩素酸ナトリウムの消毒剤が有効です。
 
合併症
脱水症、腎不全、ロタウイルス脳炎・脳症などがある。
 
治療方法
特効薬はないので、症状を和らげる薬が使われます。
下痢、脱水、嘔吐に対する治療を行うので、点滴、経口補液、整腸剤が使用される。
 
任意接種ワクチンで、ロタウイルスのワクチンもあるので、必要な人は小児科で相談してみてください。
 
小さな子どもで症状がありましたら、早めに病院に受診し相談しましょう。
 
(国立感染症研究所より参照)  
 

ノロウイルス

2019.02.03

今回はノロウイルスにいつてご紹介します。一度は耳にしたことのある病気だと思います。

小児科では胃腸炎のお子さんが増えてきています。胃腸炎の中でも、ノロウイルスによる感染性胃腸炎が冬には流行します。

ノロウイルスによる胃腸炎は、健康な大人の場合は軽症で回復しますが、体力の弱い子供やお年寄りでは重症化したり、嘔吐物を詰まらせて死亡したりすることもあります。

感染経路としては、①患者の便や嘔吐物から人の手などを介した二次感染、②感染者が調理して汚染された食品を食べた場合、③汚染された二枚貝(生ガキなど)を十分に加熱せずに食べた場合、などがあります。

②については、保育園等での餅つき大会で集団感染した例が近年各地で報告されています。ノロウイルスにはワクチンや治療薬がないため、予防対策が重要です。

予防対策の1番は手洗いです。石鹸をしっかり泡立てて流水でしっかりすすぎます。爪は常に短くしておきます。石鹸でウイルスは殺せませんが、手の脂肪分等の汚れを落とすことでウイルスが手指から剥がれやすくなります。アルコール消毒のみでは手についたノロウイルスを除去することはできません。

食中毒を防ぐために、小さなお子さんにはなるべく生ものはあげないようにします。

お子さんが発症してしまった場合、嘔吐物の処理や下痢した際のおむつ類の処理の際にはなるべく使い捨ての手袋、マスクを着用します(できれば使い捨てエプロンも)。
嘔吐物等を拭きとった場所や拭きとりに使用したものは次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイターなどの塩素系漂白剤やミルトン)で消毒します。

感染してしまった場合は水分と栄養を補給しながら安静にします。脱水症状がひどい場合は病院で輸液などの治療が必要な場合もあります。下痢止めは回復を遅らせる事があるので使用しないことが望ましいです。


風疹

2018.11.22

今回は風疹についてご紹介します。一度は耳にしたことのある病気だと思います。

近年、風疹の患者が増加しています。首都圏を中心に増加傾向です。国立感染症研究所によると、今年に入ってから患者数が2000人を越えているとのことです。沖縄県でも2018年は1件報告が出ています。年末年始の人の移動により、拡大する恐れがあり、ワクチン接種などの注意喚起が必要です。
 
症状
発熱、発疹、リンパ節腫脹
 
特徴
風疹は、妊娠20週頃までに妊婦が感染すると、先天異常や、先天性風疹症候群等が出現することが最大の問題です。
 
潜伏期間
14~21日とされていますので、注意が必要です。
 
感染経路
くしゃみや咳などの飛沫感染と、皮膚や粘膜の直接的な接触による接触感染です。
 
予防方法
ワクチンをうけて流行を抑制することが必要です。女性は妊娠前に免疫があるか確認が必要です。
 
治療方法
特効薬はないので、症状を和らげる薬が使われます。
発熱、関節炎に解熱鎮痛剤が使用されます。
 
学校の登園、登校について
第2種の学校感染症に指定されているので、発疹が消失するまでは出席停止になります。
かかりつけ医師と相談してください。
 
症状がありましたら、早めに病院に受診し相談しましょう。
 
(国立感染症研究所より参照)