Columnコラム
メディカル情報
尋常性疣贅
2026.01.04
今回は尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)についてご紹介したいと思います。
あまり聞きなれないかもしれませんが、子どもに多くみられるイボで、手や足にできます。
この機会に小さなお子さんがいる家庭では、注意してみてください。
・症状
手指や足、足の裏などにできる小さなイボ。
最初は小さいですが、次第に増大し表面がブツブツして盛り上がってしこりのようなものになり、広がっていくのが特徴です。
単発的だけでなく色々な場所に多発していくことも多く、痛みや痒みはありません。触ってしまうと、他の場所にも拡がってしまうことがありますので注意が必要です。
小さな子供でみられることが多いです。
・特徴
子供だけでなく大人も移ることがあり、人から人への直接感染だけでなく、間接感染することもあるので、プール、お風呂などでも注意が必要です。
・原因
ヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚の傷から感染し、イボができます。
ヒトパピローマウイルスには様々は種類がありますが、尋常性疣贅はHPV2型が特に多いです。
・予防
触ることで感染が拡がるので、まずは触らないようにすることが大切です。
傷口からウイルスに感染するので、皮膚の状態を良くするように普段からケアする必要があります。
・治療方法
液体窒素を使った冷凍凝固療法が代表的な治療法です。-196度の液体窒素を綿棒に浸し、その綿棒を患部に何度も当てて、感染した皮膚ごと壊して治療していく方法です。ウイルスは冷やしても死なないため、液体窒素で水疱を作らせて角質を除去することで、ウイルスを除去していきます。そのため何度も処置していかなければなりません。
また何度も繰り返して治療することで、次第に免疫力ができて感染しにくくなります。
冷凍凝固療法は1~2週間おきに病院に行って治療してもらわなければなりません。
数か月かかることが多いので、気長に治療を続ける必要がります。
その他に外用剤や内服薬を使用して治療することもあります。
一般の人にはなかなか分かりにくいことも多いので、専門医にきちんと診てもらう必要があります。気になる症状がある人は、早めに受診して確認してもらってください。
尋常性疣贅は治療が遅れると様々なところにどんどん広がり、治療に時間がかかってしまいます。早めの治療開始が重要です。小さなお子さんがいる家庭では気づかないことが多いので、手や足の小さなイボを定期的に確認してみて、違和感などがありましたら皮膚科の先生に診せましょう。
その他、気になることがありましたら、お気軽に薬剤師にご相談ください。

緑内障
2025.12.01
今回は緑内障についてご紹介したいと思います。
緑内障はテレビなどで紹介されるので、知っている人も多いのではないでしょうか。
緑内障は何らかの原因で目の視神経を圧迫することで、視力に影響を及ぼす病気です。
多くは眼圧が上がることで視覚が狭くなってしまいます。治療が遅れると失明することもありますので注意が必要です。日本人の中途失明の1位とも言われている病気です。
・原因
目の周りには房水と呼ばれるものが充満しており、血液の代わりに栄養などを届ける役目を行っています。房水の圧力は基本的に一定に保たれていますが、この房水の流れが悪くなることで圧力が増し、視神経を圧迫してしまいます。視神経は目から入ってきた情報を届ける役目を担っていますが、視神経が圧迫されることで徐々に見えるところが小さくなっていきます。
・緑内障の種類
緑内障には、生まれつき房水の流れが未発達である発達緑内障、眼圧が正常値の範囲内であるのに緑内障になる正常眼圧緑内障、薬剤や外傷、目の炎症などで引き起こされる続発緑内障、線維柱帯が目詰まりすることで眼圧が上がる原発開放隅角緑内障、隅角が狭くなることで眼圧が上がる原発閉塞隅角緑内障などがあります。
緑内障の70%の人が正常眼圧緑内障と言われています。
・症状
自覚症状はほとんどありません。見える範囲が狭くなっていきますが、普段は両目使ってゆっくり症状が進行するので、ほとんどの人は気が付きません。また両目同時に緑内障になることは稀なので気が付きにくいです。中高年になると発症する人が多いので、定期的に目の検査をすることが必要です。
・治療法
まずは早めに治療を開始することが大切です。治療を開始しても一度痛んでしまった神経はもとに戻りませんので、視覚をもとに戻すことはできません。末期になると進行を抑制するのが困難になることもあります。
眼圧や視野検査などを行い、治療方法を考えていきます。(正常眼圧は10~21mmHgです。)
治療方法として、点眼薬などによる薬物治療、レーザー治療、手術などがあります。手術を複数回受けることもあります。
緑内障は治る病気ではないので、長くにわたって治療を続ける必要があります。進行を遅らせるためにも定期的な検査と継続して治療することが大切です。
まずは専門の眼科医に受診して相談してください。家族で緑内障の人がいる方は検査を受けることが望ましいです。
その他、気になることがありましたら、お気軽に薬剤師にご相談ください。

ハブクラゲ
2025.11.01
今回はハブクラゲについてご紹介したいと思います。沖縄の海ではよく発見されるハブクラゲですが、この機会に一度ご確認ください。
ハブクラゲは暖かい海に生息しているクラゲで、触手に無数の毒針を持つ猛毒のクラゲです。毒性が高く、死亡例も出ているので注意が必要です。
ハブクラゲの生態
ハブクラゲは5月から10月に発生するクラゲで沖縄県内どこのビーチでも確認することができます。傘の大きさは15cm程度で触手は1.5mになることもあります。触手には刺胞と呼ばれる毒の入ったカプセルがたくさん隠れていて、触れると針が出てきて毒を注入します。ハブクラゲはこの毒で動けなくなった魚やエビ、プランクトンなどを口から飲みこみます。透明なため、水面からは見えにくくなっています。近年、海水温の上昇でハブクラゲが多く繁殖しています。
またハブクラゲの唯一の天敵はウミガメと言われています。ウミガメはハブクラゲの毒に対して免疫力があります。近年、ウミガメが環境破壊で減少していることもあり、ハブクラゲが増えてきているかもしれません。防護ネットがないビーチで遊ぶのは大変危険ですので、絶対やめてください。
刺された時の症状
強い痛み、みみずはれ、細胞壊死、水泡などを引き起こします。重症の場合はショック症状を起こし、呼吸困難、心肺停止することもあります。ひどい場合は死に至ることもあります。
予防方法
ハブクラゲに刺されないために、ビーチで泳ぐ際は必ず防護ネットの中で泳ぐようにしましょう。また、ウエットスーツなどを着るなどできるだけ、肌を露出しないようにしましょう。
海へ出かける際は念のためお酢を持っていくようにしましょう。
もし刺されたら
刺された場合は近くの人にすぐに助けを求めましょう。
刺された場所は擦らずにお酢をたくさんかけて、触手を取り除きましょう。お酢は刺胞を抑制する働きがあります。真水をかけたりしないでください。刺激すると触手からたくさんの毒が排出されてしまいます。患部は氷などで冷やしましょう。
応急処置をしたらすぐに病院に受診しましょう。救急隊員が来るまでは安静にしておいてください。
ハブクラゲは毎年、夏になると多くの事故が発生しています。
死亡事故も起きていますので、みんなで注意していきましょう。
ハブクラゲは半透明なので気が付きにくいと思います。小さなお子さんがいる家庭は特に気をつけてください。
その他、気になることがありましたらお気軽に薬剤師にご相談ください。

便秘
2025.10.01
今回は便秘についてお話させて頂きたいと思います。
便秘は様々な年齢で起きる事柄ですが、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
便秘とは3日以上便がない、便の量が少ない、便をした後に残っている感じがあるなどを言います。便秘は女性が多いと言われています。
食べ物は胃や小腸で吸収された後、水分の多いものになり、大腸に運ばれます。大腸で水分を吸収され、残ったものが直腸に運ばれ、肛門から便として排出されます。このような消化の流れは自律神経によって調整されていますが、様々な影響により阻害され、便秘を引き起こしてしまいます。
・便秘の種類
・機能性便秘
機能性便秘には、大腸の運動が低下して起きる弛緩性便秘、直腸に便が溜まってしまう直腸性便秘、大腸が過度に緊張してしまう痙攣性便秘の3つがあります。
弛緩性便秘は腸の運動が低下している高齢者や女性などがなりやすい傾向があります。直腸性便秘は反射が弱くなっているので、浣腸のし過ぎや便を我慢し過ぎなどが原因となります。痙攣性便秘は下剤の使い過ぎなどによるものが原因となります。
・器質性便秘
器質的な原因があって便秘となります。大腸癌やイレウスなどが原因となります。
・便秘の原因
便秘の原因は様々なものがあります。
ストレスは自律神経を乱してしまうので、便秘の原因となります。
野菜をあまりとらない食事など普段の食生活も便秘の原因となります。
腸内細菌のバランスが崩れることも便秘も引き起こします。体に良い菌である善玉菌、体に悪い菌である悪玉菌、それ以外の日和見菌が2対1対7であるのが、理想的と言われています。食事を3食摂って、規則正しい食事をするように心がけましょう。
運動不足も腸の動きが悪くなるので、便秘を引き起こすとも言われています。
生理前はホルモンのバランスの関係で便秘になりやすいとも言われています。
また便を日常的に我慢するのも、腸の動きが悪くなるので良くありません。我慢する習慣をつけないようにしましょう。
水分不足も便を硬くしてしまうので、便秘を引き起こす原因になってしまいます。
・便秘に伴う症状
便秘を繰り返すとガスが溜まってお腹が張りやすくなったり、老廃物が溜まるので肌荒れを起こすことがあります。また消化がスムーズに行われないので、食欲の低下も起きると言われています。
・便秘の治療
まずは食生活を見直しましょう。食物繊維の多い野菜を摂ることや、バランスのとれた食事をきちんと1日3食摂りましょう。水分をきちんと摂ることも大切です。無理のない運動も必要です。また毎日排便するように習慣づけすることも重要です。
改善が見られない場合は、一度専門医にご相談ください。医師の診断のもと治療薬で改善することもできます。
その他、気になることがありましたらお気軽に薬剤師にご相談ください。

歯周病
2025.09.01
今回は歯周病についてご紹介したいと思います。一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
歯周病は歯と歯茎との間に細菌が感染して、炎症を起こす疾患です。
30代のほとんどの人が歯周病になっているとも言われており、皆さんが気を付けないといけない病気の一つでもあります。
・症状
ほとんどの人が痛みなどの症状はありません。
歯と歯茎の間に汚れが溜まると、細菌が繁殖し、歯茎が炎症を起こして下にどんどん下がってしまいます。ひどい場合は歯の骨を溶かして、歯が抜け落ちてしまいます。
歯茎が柔らかくなったり、赤くなったり、出血しやすくなるのは、歯周病により炎症を起こしているからです。
歯周病によって口臭がひどくなる場合もあります。
・原因
健康な歯は、歯茎と歯の間に隙間はありません。きちんと歯磨きで磨けていないと、歯垢(プラーク)が溜まってしまいます。細菌の集まりである歯垢が溜まると、歯と歯茎に隙間(歯周ポケット)ができてしまいます。歯垢はしばらくすると石灰化して硬くなり、歯石と変化してしまいます。歯石になると歯ブラシでは取れません。歯医者さんで削ってもらわなければいけません。
歯周病は糖尿病や、誤嚥性肺炎、冠動脈心疾患など様々な病気に影響を及ぼすともいわれているので、注意が必要です。
・予防と治療
まずは予防することが大切なので、毎日きちんと歯磨きをしましょう。
歯と歯茎の間に歯ブラシを当てて磨くようにしましょう。歯と歯の間の汚れはフロスなどを使って、きちんと取り除くようにしましょう。歯科医院で歯科衛生士さんに、磨き残しがないように歯磨きの仕方をチェックしてもらうのも有効な方法です。
歯周病予防の歯磨き粉も、現在は発売されているので使用してみてください。フッ素が入った歯磨き粉も歯質を強化するので、歯周病予防に効果的です。
また定期的に歯医者さんに受診し、歯周病のチェックをしてもらいましょう。自分で取れない歯石などは歯科医院で取り除いてもらう必要があります。
疲れやストレスを溜めこむと免疫力が下がります。普段から生活スタイルを見直し、健康的な生活を送るように心がけましょう。
歯は健康的な食事を摂るために大切です。若いころから歯周病を予防し、高齢になってもできるだけたくさんの歯を残すように普段から努力しましょう。
気になる方は早めに歯科医院に受診し、歯の状態を確認してください。
その他に相談事がありましたら、お気軽に薬剤師にご連絡ください。

うつ病
2025.08.01
今回はうつ病についてご紹介したいと思います。
近年、うつ病の患者さんが増えており、社会的にも認知度が高くなっていると思います。この機会にうつ病について理解を深めてみましょう。
うつ病は気分障害の一つで、双極性障害(躁うつ病)と単極性うつ病(うつ病)に分けられます。今回はうつ病(単極性うつ病)についてのご説明です。
やる気がでない、元気がない、何もする気がしないなどの症状がある場合は、うつ病かもしれません。身体的なストレスや精神的なストレスで、脳がうまく機能しなくなる病気です。寝つきが悪くなったり、食事が摂れなくなるなど、日常生活に様々な支障をきたしてしまう病気です。
・原因
うつ病の原因は現在のところ、きちんと解明されていません。
脳の神経伝達物質が不足することでうつ病を発症すると考えられていますが、それ以外の原因も考えられるためです。現在のお薬は、この神経伝達物質を補うお薬が多く製造されています。
うつ病は遺伝によって起こる病気ではありません。ストレスや環境、本人の性格、うつ病になりやすさなどが様々に組み合わさって起きる病気だと考えられています。
うつ病は100人中6人が生涯において経験するというデータもあります。また、男性より女性の方がなりやすいとも言われています。
・症状
元気がない、性欲がない、食欲がない、頭痛、肩こり、体がだるい、動悸、めまい、口が渇く、便秘、下痢、胃の不快感、不眠、寝すぎてしまうなど
・治療法
まずはしっかりと休みを取ることが大切です。また周りの人の助けも必要です。職場や学校、家庭でも、ストレスができるだけ少なくなるように協力してもらいましょう。
現在は、様々な治療薬が開発されています。治療薬としては不足している神経伝達物質を補う抗うつ薬や、睡眠導入剤、抗不安薬、気分安定薬などが使われます。
お薬は基本的に用法を守って毎日きちんと飲み続ける必要があります。医師の指示もなく、勝手に飲むのをやめたり、減らすと体調が悪くなることがあるので注意が必要です。うつ病の薬は少量から少しずつ増やしていく必要があります。また即効性があるものではないので、ゆっくり少しずつ改善していくお薬です。気長に時間をかけてゆっくり治していかなといけません。
うつ病になった原因について学び、対処法を考える精神療法、カウンセリングや有酸素運動などを行う運動療法など、様々な治療法もあります。
気になる方は一度、専門医である心療内科に受診してください。早めに治療を開始することが大切です。
その他ご相談があれば、お気軽に薬剤師にご相談ください。

伝染性紅斑(りんご病)
2025.07.01
今回はりんご病についてご紹介します。子どもがいる家庭では、一度は耳にしたことのある病気だと思います。
伝染性紅斑は、頬に出てくる紅斑を特徴とし、小児を中心にみられる流行性発疹性疾患です。両頬が赤くなることから「リンゴ病」とも呼ばれることがあります。
妊婦の感染で胎児の異常や、流産の可能性があるので、注意が必要です。妊娠前半期の感染の方が危険と言われています。
・症状
頬の紅い発疹、頭痛、関節痛、微熱、感冒症状など
胸腹背部にまで発疹が出ることがあります。これらの発疹は基本的に1週間前後で消失しますが、長引く事もあります。
・特徴
流行の時期はなく、5歳から9歳での発生が最も多いです。
・ウイルス
ヒトパルボウイルスB19
・潜伏期間
10~20日あるので、感染を拡大させないようにしましょう。
・感染経路
くしゃみや咳などの飛沫感染と、皮膚や粘膜の直接的な接触による接触感染です。
・予防方法
手洗い、手指の消毒、うがい、マスクなどの咳エチケットが重要です。
感染者との濃厚な接触も控えましょう。
・治療方法
特効薬はないので、症状を和らげる薬が使われます。
現在のところワクチンもありません。
・学校の登園、登校について
学校保健法では、明確な規定はありません。本人の状態によって判断されるべきと考えられています。かかりつけ医師と相談してください。かかりつけ医師と相談してください。
小さな子どもで症状がありましたら、早めに病院に受診し相談しましょう。
(国立感染症研究所より参照)

アレルギー性鼻炎
2025.06.01
今回はアレルギー性鼻炎についてご紹介します。子どもがいる家庭では、一度は耳にしたことのある病気だと思います。
アレルギー性鼻炎は、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの症状が過剰に起きる状態を言います。
これは、鼻から入ったもの異物を鼻水で洗い流して、体の外へ排出するための防御反応です。
アレルゲンが鼻の粘膜に付着すると、体の中で抗体が作られてマスト細胞に結合し、アレルゲンが入ってくる度にヒスタミンなどのアレルギー誘発物質をマスト細胞から放出され、アレルギー反応が起こります。
アレルギー症状は、ダニなどによる一年中症状に悩まされる通年性アレルギー性鼻炎と、花粉症など季節によって起きる季節性アレルギー性鼻炎があります。
・症状
鼻水、くしゃみ、鼻づまり、眼の痒みなど。
花粉症の鼻水は透明でサラサラしているものです。
鼻づまりにより、口渇、不眠、咳、匂いが分らなくなる、等の症状がでることもあります。
・原因
ほこり・ダニなどのハウスダスト、カビ、花粉など
偏食、疲労、ストレス、不規則な生活を送っている人はなりやすいと言われています。
また、大気汚染や、日常の化学物質の増加も影響している可能性があります。
・予防方法
ハウスダストが原因の場合は、室内のダニを除去するために、細目に掃除を行う必要があります。ダニが生息しにくいようにしましょう。
スギなどの花粉が原因の場合は、花粉の飛散状況を確認して、外出する際はマスクやうがいなどをしましょう。花粉が多い時期は外出を避けて下さい。
犬や猫などのペットが原因になる場合は、ペットの飼育を外でするなど、原因となるアレルゲンに触れにくい状況を作りましょう。
病院で検査する事で、原因となるアレルゲンが分かります。
・治療方法
抗ヒスタミン薬、抗ロイコトリエン薬、点鼻薬、経口ステロイド薬など症状に応じて様々な薬を使用します。鼻づまりタイプ、くしゃみ・鼻水タイプなど症状に合わせて薬が使われます。
その他にもアレルゲンを少量から体内に入れていき、体を慣らしてアレルギー性反応が起こりにくくする特異的免疫療法や、レーザー手術など手術療法などもありますので、医師と相談して下さい。
症状がありましたら、早めに病院に受診し相談しましょう。

ジカウイルス感染症
2025.05.01
今回はジカウイルス感染症についてご紹介します。あまり聞きなれない病気ですが、人によってはテレビなどで聞いたことがあると思います。
ジカウイルス感染症は蚊によって媒介される病気で、中南米を中心に流行しています。症状がない人もいるので、気づきにくいこともあります。
・症状
発熱、倦怠感、頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹など。
症状が軽症で気づかない人もいます。ほとんどの人は無症状と言われています。
ジカウイルス感染症にかかると、成人でもギラン・バレー症候群、脊髄症などの合併症を引き起こすこともあります。
・特徴
妊娠中にジカウイルス感染症に感染すると、胎児に小頭症などの先天性障害、死産、早産になることもあります。妊娠中はジカウイルス感染症が流行している地域には、できるだけ行かないようにしましょう。
ジカウイルス感染症は4類感染症に指定されています。
南北アメリカ大陸、アフリカ、アジアで流行が確認されています。
・病原体
ジカウイルス
・潜伏期間
3~14日間と言われています。
・感染経路
ジカウイルスをもった蚊がヒトを吸血することで感染します。その他に、性行為によって感染することも報告されています。流行地域ではコンドームなどの使用、もしくは性行為を控えるようにしましょう。
・予防方法
有効なワクチンはありませんが、できる限り予防することが大切です。
流行地域などには渡航しないようにしましょう。旅行する際は事前に調べるようにしましょう。
どうしても流行地域に行かなければならない時は、蚊に刺されないように予防することが大切です。肌を露出しないようにし、長袖、長ズボンを着るようにしましょう。虫よけスプレーなども有効です。
草むらなど蚊が多い場所はできるだけ避けましょう。
また、蚊が発生しないように水溜まりを除去し、きれいに清掃することも大切です。
流行地域に渡航された方は、国内で流行させないために2週間は虫よけスプレーなどを使って蚊に刺されないようにしましょう。
流行地域に渡航された方は症状がなくても、最低6カ月は避妊するようにしましょう。
・治療方法
特効薬などはありませんので、対症療法が行われます。
発熱などに解熱鎮痛剤、脱水症状がある場合は輸血などを行います。
渡航歴がある人で症状がありましたら、まずは検疫所にご相談ください。
また気になることがありましたら、早めに病院に連絡してください。
その他に相談したいことがありましたら、薬剤師にお気軽にお話し下さい。
(厚生労働省より参照)

マラリア
2025.04.01
今回はマラリアについてご紹介します。一度は耳にしたことのある病気だと思います。
マラリアはマラリア原虫といわれる寄生虫によって引き起こされる病気で、蚊によって感染します。熱帯や亜熱帯に多く発生しており、世界中で重要な感染症となっています。早期に治療しないと、重症化して死亡することがある感染症です。
・症状
発熱、貧血、脾腫、黄疸、悪寒、震え、悪心、嘔吐、下痢、腹痛、呼吸器症状、意識障害。
重症化すると脳症、肺水腫、腎症など様々な合併症を起こし、死亡することがあります。
・特徴
現在でも100カ国で流行し、年間2億人が感染し、200万人が死亡していると言われています。戦前には日本でも感染が見られましたが、現在は発生しておりません。
流行している地域に行く際は注意が必要です。オセアニア、アジア、アフリカ、中南米などで流行していますので注意が必要です。
・病原体
マラリア原虫(熱帯熱マラリア原虫、三日熱マラリア原虫、四日熱マラリア原虫、卵形マラリア原虫)
・感染経路
メスのハマダラカが卵を産む際に、人に吸血することで感染します。ヒトからヒトへの感染はありません。稀に輸血や臓器移植、注射針を使いまわすことなどで感染することもあります。
・潜伏期間
熱帯熱マラリアは7~14日、三日熱マラリアは12~17日、四日熱マラリアは18~40日、卵形マラリアは11~18日です。
・予防方法
マラリアには予防薬があります。流行地に行く際は抗マラリア薬の予防投与を検討してください。まずは専門の医師に相談しましょう。
蚊にさされないようにすることも大切です。長袖、長ズボンを履き、肌を露出しないようにしましょう。虫よけスプレーも有効ですので検討下さい。
蚊の繁殖を抑えるために、水が溜まっている場所は放置しないようにしましょう。
事前にマラリアが流行している地域を確認して、渡航はできるだけ避けるようにしましょう。
ハマダラカは夜間に活動が活発するので、夜間の外出は避けましょう。設備が整った施設に宿泊しましょう。
・治療方法
抗マラリア薬を使って治療を行います。早めの治療が大切です。海外に渡航歴がある人は事前に医師に話しましょう。
4類感染症に定められていますので、 保健所に届ける必要があります。
症状や気になる方は、早めに病院に受診し相談しましょう。
その他に気になることがありましたら、お気軽に薬剤師にご相談ください。
(国立感染症研究所、厚生労働省より参照)

チクングニア熱
2025.03.01
今回はチクングニア熱についてご紹介します。あまり聞かない感染症だと思いますが、海外では多く発生しているので旅行に行く際は注意が必要です。
チクングニア熱は蚊によって媒介されて感染する病気です。南アジア、東南アジア、アフリカ、中南米などで報告されています。日本において、国内での流行や感染はありませんが、海外への渡航歴のある人で報告されています。
・症状
発熱、発疹、関節痛が多く見られます。
関節痛は数週間から数か月にわたって続くことがあります。
その他、鼻出血などの出血傾向、嘔吐、悪心、結膜炎、全身倦怠感、頭痛なども見られることがあります。
重症の人では劇症肝炎、脳症なども見られることがあります。
まれに感染しても発症しない人もいます。
・特徴
急性の発疹性熱性疾患です。死にいたることはまれな疾患です。
アジアでは1958年にタイで流行しており、その他の東南アジアでも流行が報告されています。アフリカのほとんどの地域では感染が広がっています。また、2007年にイタリアでも流行が報告されています。日本でも年間10~20例ほど報告されています。
近年、旅行者によって新たな地域に感染が持ち込まれる可能性があり、世界中に広がる可能性が危惧されています。
チクングニア熱は感染症法の4類感染症に該当するので保健所への届け出が必要です。
・潜伏期間
2~12日と言われています。通常は3~7日と言われています。
・原因ウイルス
チクングニアウイルス(トガウイルス科アルファウイルス属)
・感染経路
ネッタイシマカやヒトスジシマカなどのヤブカによって原因ウイルスが感染します。人から人へは感染しません。
・予防方法
予防薬、ワクチンはありません。
予防はまず蚊にさされないようにすることが大切です。
日中は長袖、長ズボンで過ごし、肌をさらさないようにしましょう。
虫よけスプレーも有効です。蚊が繁殖しやすい場所をなくすことも大切です。
感染が流行している地域への渡航は極力控えるとともに、海外への渡航する際は十分に注意する必要があります。感染症の流行などは事前に確認するようにしましょう。
・治療方法
特効薬はないので対症療法で治療します。
アセトアミノフェンなどの解熱鎮痛剤や輸血を行います。
蚊にさされないように予防することが大切です。
渡航歴のある人で感染の疑いがありましたら、早めに病院に受診し相談しましょう。
その他に気になることがありましたら、薬剤師に気軽にご相談ください。
(国立感染症研究所より参照)

アニサキスによる食中毒
2025.02.01
今回はアニサキスによる食中毒についてご紹介します。最近、メディアでも取り上げられるので、一度は耳にしたことのある病気かもしれません。
アニサキスによる食中毒は、アニサキス幼虫が寄生している魚介類などを生で食べることによって起きる病気です。日本では魚介類をお寿司や刺身などで食べる習慣があるので、多数報告されています。アニサキスはクジラやイルカなどの体内で成虫になる寄生虫で、人間の体内に入ると胃腸炎を起こします。
・症状
嘔気、嘔吐、下痢、腹痛。
ほとんどが、魚介類を食べた後、8時間以内に激しい腹痛が現れます。
急性胃アニサキス症は食べた後数時間から数十時間後にみぞおちの激しい痛みなどが起きます。
急性腸アニサキス症は食べた後数十時間から数日後に下腹部の激しい痛みなどが起きます。
蕁麻疹やアナフィラキシー症状が起きることもあります。
・特徴
アニサキスは寄生虫の一種です。アニサキス幼虫はサバ、サンマ、カツオ、イワシ、イカ、アジなど様々な魚の胃腸に寄生しています。アニサキス幼虫は幅は0.5~1mm、長さ2~3cmの白色の糸のような形状をしています。
アニサキスは卵がクジラの糞などによって、海に排出されます。卵をふ化した後、プランクトンに食べられ、体内で幼虫となります。その後、そのプランクトンを食べた魚などに寄生していきますので、様々な魚介類に寄生することになります。
人の体にアニサキスが入ると、アニサキスは長生きすることはできず、1週間ほどで死んでしまうと言われています。
・原因
アニサキス幼虫
・感染経路
アニサキスが寄生している魚介類などを食べることによって感染します。
養殖の魚などはアニサキスの寄生はほとんど見られません。
・予防方法
アニサキスはお酢や、わさび、醤油などでは死滅しません。
加熱するか、凍結することで死滅します。-20℃で24時間以上凍結するか、70℃以上で加熱、60℃で1分加熱すれば死滅します。
アニサキスは魚の筋肉によりも内臓に寄生しているので、内臓は取り除いて調理して下さい。調理する際に、目視で確認して除去する必要があります。
常温で魚を保存していると、アニサキスは内臓から筋肉へ移ることがわかっているので、より新鮮な魚を食べるようにしましょう。
・治療方法
効果的な治療法はありません。
内視鏡検査で摘出するか、外科手術で摘出するか、対症療法で治療することがあります。
症状がありましたら、早めに病院に受診し相談しましょう。
(厚生労働省より参照)

日本紅斑熱
2025.01.04
今回は日本紅斑熱についてご紹介します。あまり聞き慣れない病気だと思いますが、国内でも年間200件以上の報告がされています。山へ出かける時に感染することもありますので、注意が必要です。比較的温暖な太平洋側の地域が多く、沖縄県でも報告されています。
日本紅斑熱は病原体を保有するダニに咬まれることで、感染する病気です。国内でも感染報告があり、死亡者も出ています。感染症法では四類感染症になっている病気です。
マダニの活動が活発になる4月頃から発生し始めます。9~10月では患者数が増えるピークとなりますので注意が必要です。
・症状
発熱、頭痛、マダニの刺し口、発疹、倦怠感、全身痛など。
発疹は体幹部から手足に広がり、全身に見られますが、主に体幹部に出現しやすいです。
刺し口が小さいので、マダニに咬まれたことに気づいていないことが多いです。
・病原体
リケッチア・ジャポニカ(日本紅斑熱リケッチア)
・潜伏期間
潜伏期間は2~8日程です。
・感染経路
ダニに咬まれることで感染します。
人から人へ感染することはありません。
ヤマアラシダニ、キチマダニ、タトゲチマダニなどの自然に生息しているダニによって感染すると言われています。ただし、すべてのダニがリケッチアを保有しているわけではありませんので、必ず感染するとは限りません。
野外で遊んだあとに、1~2週間後発熱した場合はすぐに病院へ行くようにしましょう。
・予防方法
ワクチンはないので、森や山などに行く際や、流行地に行く際には肌を露出しないようにすることが大切です。
山林に入る場合や農作業する場合は、長ズボン、長袖を着用して、ダニよけスプレーを使用してください。
脱いだ服は地面に置かないようにしましょう。
作業着などは着回さないようにしましょう。
また山林に入ったあとは、早めにお風呂に入って汚れを落とし、衛生的にすることも大切です。
・治療方法
早い段階での抗菌薬の投与が大切です。テトラサイクリン系の抗菌薬が第一選択となります。ニューキノロン系抗菌薬と併用することもあります。
治療が遅れると重症化する恐れがあるので、早めの治療が重要となります。
皮膚にダニを見つけた場合は無理に取らないでください。ダニの一部が残ることがあります。病院で取ってもらってください。
症状がありましたら、早めに病院に受診し医師にまずは相談しましょう。
その他、気になることがありましたら、お気軽に薬剤師にご相談ください。
(厚生労働省より参照)

ネコひっかき病
2024.12.01
今回はネコひっかき病について、ご紹介します。あまり聞きなれない病気ですが、ペットを飼っている人は知っておいた方がいいと思います。
ネコひっかき病は菌による感染症で、主に猫が菌を保有しています。また、感染者のほとんどが、猫に触れることで発症したと報告されています。
猫に咬まれたり、引っ掻かれたりすることで、皮膚が赤く腫れあがったり、様々な症状が現れます。犬でも報告されているので注意が必要です。
すべての年齢で発症しますが、若い人での発症が多く報告されています。
・症状
皮膚が赤く腫れあがる、リンパ節が腫れる、発熱、頭痛、食欲不振、倦怠感など
まれに脳症、髄膜炎などの合併症を発症することがあります。
・特徴
猫のほとんどがこの菌に感染していますが、発症することはあまりありません。
咬まれたり、引っ掻かれたりした後、3~10日ぐらい過ぎると、皮膚科が赤く腫れあがったり、時には膿を含むことがあります。
普通は自然に治りますが、免疫機能が低下している人は全身に感染が広がり、重症化することがあります。
ネコひっかき病は全国で報告されていますが、夏から冬にかけて多くなる傾向があります。これはノミの繁殖と関係があると言われています。
ノミによって媒介されて、猫や犬に感染が広がると考えられています。
・原因菌
バルトネラ・ヘンセレ(グラム陰性菌)
・潜伏期間
2週間前後あるので、注意が必要です。
・感染経路
傷口などからの直接的な接触による接触感染です。人から人へ感染させた例も報告されているので注意が必要です。
・予防方法
猫の爪を定期的に切ったり、ノミの駆除を定期的にするようにしましょう。
また、野外で猫を飼う場合には注意が必要です。猫を触った後は、手をよく洗いましょう。
野良猫などは極力触らないようにしましょう。
食べ物などは口移して食べさせると感染する場合があるので、控えてください。
・治療方法
猫に引っかかれた場合には、よく洗って消毒する必要があります。
発熱や痛みに鎮痛薬が使われることがあります。リンパ節の腫れが大きい場合は、抗菌薬を使用することもあります。治るまでに時間がかかることもあります。
高齢者やHIVなどの免疫機能が低下している人は重症化することがあるので、注意が必要です。
感染が疑われる場合は医師に猫や犬を飼っていることを伝えましょう。
症状がありましたら、早めに病院に受診し相談しましょう。
その他、気になることがありましたら、お気軽に薬剤師にご相談ください。

健康食品
2024.11.01
今回は健康食品についてご紹介します。
健康食品は現在、様々なものが出ているので、本当に理解している人は少ないのではないでしょうか。
健康食品については明確な定義はないですが、種類としては大きく分けて以下の4つがあります。
・特定保健用食品(トクホ)
生理学的機能に影響を与える成分が入っている食品で、消費者庁長官の許可をもらって、特定の保健の用途に適すると表示できる食品です。特定保健用食品は有効性と安全性を個別に消費者庁が審査しているので安心して服用できます。特定保健用食品として許可されたものであれば、特定保健用食品のマークを表示することができます。
・栄養機能食品
生命、健康維持に必要な特定の栄養素を補給するための食品です。科学的に根拠がある栄養機能について表示できます。国の基準を満たしていれば、許可や届け出はなく栄養機能を表示できます。栄養機能食品のマークはありません。
・機能性表示食品
機能性をわかりやすく表示した食品です。消費者庁長官の許可や、個別の審査もありません。安全性や科学的根拠を事業者責任となり、消費者庁への届け出で行われます。
機能性表示食品のマークはありません。
・その他の健康食品
健康食品は様々なものがありますが、国で制度化されているものは保健機能食品だけです。
その他の健康食品については、規制は特にありません。機能については表示することはできません。
特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品を合わせて、保健機能食品といいます。
この4つすべてが、健康食品の中に含まれます。
上記の通り、下のものほど規制が緩くなっていることがわかると思います。
これらのものは、病気の治療を目的とするものでないのでご注意ください。
健康食品は医薬品と食品の間にあり、医薬品よりも規制が厳しくはなく、効能効果についても強くないものとなります。
近年では、外国から個人輸入するなどして健康食品を購入する事もありますが、健康被害も発生しているので注意して下さい。大変危険なので、安易な外国製健康食品の輸入は控えてください。
医薬品についてはとても規制が厳しいので、安全性や有効性も高いものとなるので、治療目的で購入する場合は医薬品をお勧めします。
健康食品で体調を崩した場合は、すぐに服用を中止して医療機関に受診してください。
その他に気になることがありましたら、薬剤師にお気軽にご相談ください。
(厚生労働省ホームページ参照)

アトピー性皮膚炎
2024.10.01
今回はアトピー性皮膚炎についてご紹介します。
多くのメディアで紹介されているので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
アトピー性皮膚炎は良くなったり、悪くなったりする湿疹です。
皮膚のバリア機能が弱く、アレルギー体質の人がなりやすい疾患です。
アトピー性皮膚になっている人はアレルギー体質なので、その他に喘息やアレルギー性鼻炎、花粉症などにもなることがあります。
・原因
アトピー性皮膚炎の明確な原因は、まだ完全には分かっていません。
人の体は、外から細菌やウイルスが入ってきたときに体を守るために、免疫機能が備わっています。しかし、アトピー性皮膚炎の人はこの免疫機能が過剰反応してしまいます。
免疫機能が過剰反応してしまうことで、炎症がひどくなってしまうのが根本にあります。
アトピー性皮膚炎の人は皮膚のバリア機能が低下しています。皮膚のバリア機能があることで、外からの異物が入ってこないようにし、体の水分を保持できるように皮膚はできています。しかしアトピー性皮膚炎の人は防御機能が低下しているので、容易に異物が皮膚の中に入ってしまうことも原因と言われています。化学物質、ホコリ、ダニ、花粉など様々なものがアトピー性皮膚炎の刺激となります。
・症状
痒み、赤み、湿疹、ジュクジュクしたり、カサカサしたり、硬くなる。
良くなったり、悪くなったりを繰り返し、長期化することが多い疾患です。
顔、首、手首、肘裏、膝裏などの関節にでることが多く、左右対称に湿疹が出ることも特徴です。
アトピー性皮膚炎は乳幼児に発症し、大人になるにつれて治っていくことが多いですが、時には再発することもあります。
・予防方法
アレルギーとなる物質をできるだけ日々の生活の中で避けるようにしましょう。
アレルギーとなる物質は食物、ホコリ、ダニ、花粉、動物の毛、カビなどがあります。小まめに掃除をするようにしましょう。
ストレス、寝不足、過労などによっても悪化するので注意してください。
汗や石鹸でも刺激になることもあります。
爪でひっかいて皮膚を傷つけてしまうので、できるだけ普段から爪を短く切るようにしましょう。
・治療方法
治療方法として薬物理療法があります。薬物療法は、塗り薬としてステロイド剤、免疫抑制剤、保湿剤、飲み薬として抗アレルギー薬やステロイド剤などがあります。
重症な方には最近では注射剤も使用されることもあります。
普段からスキンケアをすることと、原因物質の除去、そして薬を使う事で治療を行います。
状態に合わせて飲み薬や塗り薬で長期的に管理していく必要がありますので、まずは専門医にご相談ください。
その他に分からないことや気になることがありましたら、お気軽に薬剤師にご相談ください。

手洗い
2024.09.01
今回は手洗いについてご紹介します。参考にしてください。
細菌やウイルスを洗い流し、感染症の予防には手洗いが大切です。
手洗いは、色々な人が触るものを触った時や、外出して帰ってきたとき、掃除を行った時、介護する時、トイレに行った時、料理の前、食事前など、様々なタイミングで小まめにする必要があります。
手洗いは水だけで行うより、界面活性剤の入った石鹸やハンドソープですることが大切です。界面活性剤は手についた汚れや細菌、ウイルスを一緒に洗い流してくれます。
・手洗いの仕方
①まずは手を水で濡らしましょう。腕時計、指輪やアクセサリーは外してから行ってください。
②石鹸、ハンドソープを泡立ててから手の平、手の甲全体につけましょう。
③指の間、手首、親指の付け根などは汚れが残ることもあるので注意です。
④爪の中や、指の付け根などには汚れが付きやすいので入念に石鹸、ハンドソープをつけましょう。専用のブラシがある場合は、爪の中をブラシで洗う事も効果的です。擦りすぎは皮膚を傷つけるので控えてください。
専用のブラシがなければ、爪を手のひらで引っ掻くようにこすると、爪の中も洗えます。
しっかり時間をかけて、手の全体を洗ってください。汚れが残らないようにしましょう。
⑤十分に石鹸、ハンドソープを手の全体に広げて洗えたら、流水で洗い流しましょう。
⑥綺麗なタオルや、ペーパータオルで水分を拭き取りましょう。濡れたままのタオルは雑菌が繁殖しやすいので、使わないでください。
⑦手を洗った後はハンドクリームで保湿をして、手荒れを予防しましょう。手に傷があると、そこから細菌やウイルスが体の中に入ってきてしまいます。手をよく洗うと手荒れしやすくなるので、普段からハンドクリームを使う事をお勧めします。
・アルコール消毒の仕方
手を洗えない場合などは、アルコール消毒が有効です。
アルコール消毒の仕方も同様に、手のひら、手の甲、指の間、親指の付け根、手首にもしっかりつけて消毒する必要があります。乾いた手に使用するようにしましょう。
アルコール消毒では殺菌できない菌もいるので注意が必要です。使用する用途によって使い分けしてください。
また、アルコール消毒でも手荒れが起きやすくなるので、ハンドクリームでの保湿が必要です。最近のアルコールでは手荒れしにくい成分が入っている場合がありますので、購入の際は確認してみてください。
その他で気になることや、聞きたいことがありましたら、薬剤師にご相談ください。

熱中症
2024.08.01
今回は熱中症についてご紹介します。夏場になると頻繁に熱中症についての報道が増えますが、一度確認してみてください。
熱中症は体温が上がり、体のバランスが崩れて様々な不調を引き起こす病気です。夏場の7~8月の日中に多くなります。小さな子どもや、高齢者が熱中症になりやすいと言われています。重篤化しやすいので早めの治療が大切です。スポーツ時にも熱中症が起きやすく、野球や登山などで報告されています。
熱中症は周りの環境要因と身体の中の状態が原因となります。気温湿度が高かったり、体調が悪かったり、運動後で身体の中の温度が高いなどのことが重なることで、体に熱がこもってしまって放出されないために熱中病になってしまします。
熱中症は炎天下の中で運動するときに起きるイメージが強いと思いますが、それ以外の場所でも起きる事があります。日差しが強い場所、風通しが悪い場所、気温が高い、湿度が高い、急に温度が高くなった場所、照り返しが強い場所などでは熱中症が発生するリスクがあるので、注意が必要です。
・症状
頭痛、めまい、ほてり、筋肉痛、筋肉けいれん、汗のかき方がおかしい、立ちくらみ、痙攣、意識障害、吐き気、嘔吐、倦怠感、まっすぐ歩けないなど
程度によりⅠ度(軽症)、Ⅱ度(中等症)、Ⅲ度(重症)まであります。
・予防
暑い所に長いこといないこと、水分をこまめに摂ることが大切です。また塩分も不足しがちになるので、塩分補給も必要です。OS-1やスポーツドリンクも有効です。塩分と糖分が入っている飲み物が効果であると言われています。
普段から食事にも気をつけるようにし、丈夫な体を作るようにしましょう。睡眠も大切ですので、エアコンを適度に使ってきちんと睡眠をとるようにしましょう。
室内でも熱や湿度が高いところでは熱中症が発生しています。エアコンや扇風機をつけ、換気をして室温調節を行う必要があります。
気温と室温をいつも確認しておき、適度な温度に保ちましょう。
外出する際はテレビなどで報道されている熱中症指数を確認してください。適度に休憩をとるとともに、日差しよけの帽子をかぶるなど日差しよけを準備しましょう。冷却グッズも有効です。
・応急処置
もしも熱中症が疑われたらすぐに医療機関に受診してください。意識がない場合はすぐに救急車を呼ぶ必要があります。涼しい場所に移り、体を冷やし、水分を補給しましょう。
その他に気になること、相談したいことがありましたら、薬剤師に気軽にお話し下さい。

水虫
2024.07.01
今回は水虫についてご紹介します。ご存じの方も多いと思いますが、一度ご参照ください。
水虫は白癬菌というカビが足の皮膚に感染することで発症します。白癬菌はもともと土壌に生息していましたが、人間の皮膚の中でも繁殖し、皮膚の中のケラチンを栄養として住み着いてしまいます。皮膚の奥底で繁殖するので、治療して完治するまでに数ヵ月など、かなりの時間がかかります。水虫は足だけでなく、頭や、体、爪、手などでも繁殖することがあります。
水虫は水虫にかかっている人と接触するとすぐに移るということはありません。なぜなら白癬菌は皮膚の奥にいるからです。しかし、蒸れた状態でいると、中の白癬菌が増殖してくるので感染する可能性が高まりますので注意が必要です。
水虫は高温多湿を好むので、夏場や梅雨の時期に増える傾向があります。逆に寒さや乾燥には弱いので、冬には減る傾向があります。
・症状
皮膚が白くなったり、小さなブツブツができたり、皮がむけたりします。指の間がジュクジュクしたりします。痒みが出る人もいますが、ほとんどの場合では痒みはありません。
爪に感染した場合は爪が白くなったり、厚くなり、ボロボロとれることもあります。
気になる方は一度専門の医師に診せて、検査してもらってください。
・治療
水虫に似た症状の他の皮膚炎もありますので、専門の医師に診せるようにしましょう。
水虫の薬は、抗真菌薬の軟膏など様々な薬が出ていますので、医師の診断のもと処方してもらってください。白癬菌は患部以外にも広がっていることがあるので、患部に薬を塗る時は広めに塗りましょう。
水虫は薬による治療を根気強く続けることが大切です。治療には時間がかかるので、治ったと思っても医師に確認するまでは治療を止めないようにしましょう。
水虫も治療しないと重症化する例もでていますので、侮らずにきちんと治療する必要があります。
・予防
帰宅後は足を洗うなど、患部はできるだけ清潔に保つようにしてください。強くこすって洗うと皮膚を傷つけて、白癬菌が中に入ってしまいます。優しく石鹸で洗うようにしてください。
患部はできるだけ乾燥させるようにした方がいいので、さらすようにして蒸れないようにしてください。家ではマットやスリッパなどでは一緒に使わないようにし、スリッパについては個人のスリッパを用意しましょう。
その他に気になることや質問したいことなどがありましたら、薬剤師にご相談ください。

フレイル
2024.06.01
今回はフレイルについてご紹介します。あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、最近話題となっている言葉です。
フレイルは年齢にともなって、心や体が衰えていく状態をいいます。健康な状態と介護になる状態の間ぐらいの状態をいいます。フレイルはFrailty(虚弱)という言葉から来ています。
年齢とともに筋力が低下するとあまり活動しなくなり、食欲も減るので、さらに筋力が減り、食事量も減るといったような悪循環がフレイルを引き起こします。
フレイルは引きこもりなどの社会的要素、筋力低下などの身体的要素、認知症など精神的要素などによって引き起こされると考えられていますので、予防することが大切です。
先日紹介したロコモティブシンドロームもフレイルを引き起こす一つの要因です。
フレイルになると徐々に介護状態になってしまうので、早目の治療、予防を行い、健康を維持しましょう。
・予防方法
持病がある場合は、まずは悪化させないようにしましょう。持病が悪化すると体を動かすことが少なくなり、身体機能が低下する可能性が高まります。かかりつけの医師に相談して、適切な治療を行いましょう。
運動することも大切です。日々の生活の中でできるだけ運動習慣を作りましょう。
朝にウォーキングしたり、出来る限り移動で歩くなどすることにより、足腰の筋力が低下することを防ぎましょう。可能であれば筋トレをするなど、無理のないように努力していくことも良いことです。
食が細くならないようにバランスよく食事を摂り、必要なカロリーを摂ることも大切です。一度食事を見直してみましょう。
地域の人と交流するなど、社会的につながりを持ち、孤立しないことも大切です。家族や友人などとコミュニケーションをとることも大切です。趣味やボランティアに参加する事も良いことです。
感染症にかかると高齢者の人は入院することもあり、身体機能が低下してしまう恐れもあります。普段から感染症予防を心掛けましょう。
健康寿命を延ばすことで家族に迷惑をかけず、豊かな老後の生活を送ることができます。是非、この機会に日々の生活習慣を見直してみてください。
その他に気になることや、聞きたいことがありましたら、薬剤師まで相談して下さい。

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