Columnコラム

偏頭痛

2023.03.01

今回は片頭痛についてご紹介します。
 
片頭痛は、頭の片側もしくは両側のこめかみで、ズキンズキンとするような痛みが起きる頭痛です。片頭痛は10歳~50歳ぐらいの女性に多い病気で、脳の検査をしても異常はないです。男性でも起きる病気です。
片頭痛は動くと痛みが出やすく、寝込むこともあります。
頭痛が起きる前に視野が見えにくくなったり、光がキラキラして見えたりするなどの「前兆のある片頭痛」と、「前兆のない片頭痛」があります。
 
・症状
脈を打つような強い痛み、嘔吐、吐き気、光がまぶしく見える、匂いや音が気になるなど。
 
・原因
片頭痛の原因は詳しくはわかっていませんが、脳の血管が収縮し拡張する事で神経に刺激がいき、頭痛が発生すると考えられています。その他にもストレス、女性ホルモン、寝不足、飲酒、喫煙が影響していると考えられています。ワインやチーズによっても片頭痛が起きることがあります。
 
・治療
トリプタン製剤、非ステロイド性抗炎症薬、片頭痛予防薬などの様々な薬物療法が行われます。医師と相談の上、調整してもらってください。日々の頭痛の発生回数などを記載する頭痛手帳を活用し、医師と相談するのも有効と言われています。
頭痛には他の様々は病気が隠されていつこともあるので、一度、病院に受診して診断してもらう必要があります。
また、頭痛が発生した時は、光や音を避けて静かな部屋で休息することが必要です。頭痛が起きている時は、マッサージや、入浴、運動は血管を広げてしまうので避ける必要があります。
こめかみを冷やすことも有効と言われています。ストレスを溜めないことも大切です。
 
薬の使い方について質問がある場合は、薬剤師にご相談ください。