Columnコラム

緊張型頭痛

2023.02.01

今回は緊張型頭痛についてご紹介します。頭痛持ちの方なら一度は効いたことがあるかもしれません。
 
頭痛には様々な要因で起きるものがあり、多くの種類があります。
緊張型頭痛はその名の通り、筋肉がこわばることで起きる頭痛です。長いこと同じ姿勢をするデスクワークやストレスなどによって、肩や首の筋肉が緊張し血行が悪くなることで起きます。多くの頭痛の中で、一番多いのが緊張型頭痛です。
 
パソコンや携帯などの普及により、不自然な姿勢をずっとすることが多くなっているので、近年増加しています。片頭痛と合併することもあります。
 
・症状
頭痛、肩や首の痛み、温めると楽になる、パソコン・携帯を使う時に痛む、鈍痛があるなど
後頭部から首にかけて圧迫感があります。めまいを伴うこともあります。
 
・予防
同じ姿勢をずっとしないようにすることが大切です。
ストレッチや体操などを定期的に行うようにして、首や肩周りに血流を良くするようにしましょう。首を回したり、首を左右に動かすなども効果的ですが、痛みがつよく出る場合は避けましょう。
蒸しタオルなどで首や肩を温めるのも効果的です。
 
・治療
頭痛には様々な種類があるので、一度は病院で診断してもらってください。
現在は様々な治療薬が発売されているので、医師と相談の上、調整して処方してもらってください。
鎮痛薬や、筋肉を和らげる筋弛緩薬、漢方薬、ストレス軽減のための抗うつ薬など、色々な薬が使用されます。
また、運動や体操、ストレッチをすることにより、肩こりなどが起きないように普段から工夫する必要があります。ストレスを溜めないようにすることも大切です。
温かいお風呂につかり、血行を良くすることも効果的です。
睡眠の質も頭痛との関係性があるので、睡眠もきちんと取りましょう。
 
頭痛薬についてご相談がある場合は、薬剤師にご相談ください。