Columnコラム

熱中症

2024.08.01

今回は熱中症についてご紹介します。夏場になると頻繁に熱中症についての報道が増えますが、一度確認してみてください。
 
熱中症は体温が上がり、体のバランスが崩れて様々な不調を引き起こす病気です。夏場の7~8月の日中に多くなります。小さな子どもや、高齢者が熱中症になりやすいと言われています。重篤化しやすいので早めの治療が大切です。スポーツ時にも熱中症が起きやすく、野球や登山などで報告されています。
 
熱中症は周りの環境要因身体の中の状態が原因となります。気温湿度が高かったり、体調が悪かったり、運動後で身体の中の温度が高いなどのことが重なることで、体に熱がこもってしまって放出されないために熱中病になってしまします。
 
熱中症は炎天下の中で運動するときに起きるイメージが強いと思いますが、それ以外の場所でも起きる事があります。日差しが強い場所、風通しが悪い場所、気温が高い、湿度が高い、急に温度が高くなった場所、照り返しが強い場所などでは熱中症が発生するリスクがあるので、注意が必要です。
 
・症状
頭痛、めまい、ほてり、筋肉痛、筋肉けいれん、汗のかき方がおかしい、立ちくらみ、痙攣、意識障害、吐き気、嘔吐、倦怠感、まっすぐ歩けないなど
 
程度によりⅠ度(軽症)、Ⅱ度(中等症)、Ⅲ度(重症)まであります。
 
・予防
暑い所に長いこといないこと、水分をこまめに摂ることが大切です。また塩分も不足しがちになるので、塩分補給も必要です。OS-1スポーツドリンクも有効です。塩分と糖分が入っている飲み物が効果であると言われています。
 
普段から食事にも気をつけるようにし、丈夫な体を作るようにしましょう。睡眠も大切ですので、エアコンを適度に使ってきちんと睡眠をとるようにしましょう。
 
室内でも熱や湿度が高いところでは熱中症が発生しています。エアコンや扇風機をつけ、換気をして室温調節を行う必要があります。
気温と室温をいつも確認しておき、適度な温度に保ちましょう。
 
外出する際はテレビなどで報道されている熱中症指数を確認してください。適度に休憩をとるとともに、日差しよけの帽子をかぶるなど日差しよけを準備しましょう。冷却グッズも有効です。
 
 
・応急処置
もしも熱中症が疑われたらすぐに医療機関に受診してください。意識がない場合はすぐに救急車を呼ぶ必要があります。涼しい場所に移り、体を冷やし、水分を補給しましょう。

その他に気になること、相談したいことがありましたら、薬剤師に気軽にお話し下さい。

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