Columnコラム

薬と健康の週間

2020.10.16

明日から薬と健康の週間となっています。

普段飲まれているお薬等について、お聞ききになりたいことがございましたら、お気軽に薬剤師にご相談ください。

お薬は正しく使いましょう。


医療事務実習生

2020.10.05

10月5日から11月5日までの1ヶ月にハープ薬局やふそ店で、医療事務さんの実習生の受け入れを行います。
現場で様々なことを学習して、今後にいかしてもらいたいです。
良い経験になれるように、協力していきたいと思います。

ロタウイルスワクチン

2020.10.01

今回はロタウイルスのワクチンについてご紹介します。以前にも紹介したロタウイルスですが、2020年10月1日からワクチンが無料になりました。
          
ロタウイルスのワクチンは、ロタウイルスによる感染性胃腸炎の予防のため、赤ちゃんのための内服するワクチンです。
ロタウイルスのワクチンは「ロタリックス」「ロタテック」という2つのワクチンがあります。
 
ロタリックスは経口接種により生後6~24週の間に2回接種するワクチンで、ロタテックは経口接種により生後6~32週の間に3回接種するワクチンです。どちらのワクチンとも同等の効果が確認されています。
ロタウイルスのワクチンを接種することで、ロタウイルスに感染しない、もしくは重症化を抑えることができます。
 
ロタウイルスのワクチンは、今までは希望者だけが自己負担で接種していましたが、2~3万円ほどかかっていました。任意接種にかかる費用の高さが問題視されており、定期接種化を求める声が多く上がっていました。
 
2020年8月1日以降に生まれた0歳児は、予防接種法に基づく定期接種になり、接種費用が原則無料になります。2020年8月1日以前に生まれた子供については有料になりませんので、ご注意ください。
 
接種を希望される方は、お近くの小児科までご相談ください。
 
ロタウイルスは急性の胃腸炎を引き起こす感染症で、0歳~6歳頃である乳幼児期にかかりやすい病気です。5歳までにほとんどの子どもがかかる病気です。大人でもかかってしまう病気です。
 
感染力が強いので、わずかなウイルスでも感染します。重症化して入院が必要となることもあるので、注意が必要な病気です。
 
・症状
下痢、嘔吐、発熱、腹痛
 
・潜伏期間
2~4日とされていますので、注意が必要です。
 
・感染経路
人から人への糞口感染です。嘔吐物や排泄物には注意して下さい。接触感染や経口感染によっても感染します。感染力が強いウイルスです。
 
・予防方法
手洗いやうがいが重要です。感染者との濃厚な接触も控えましょう。アルコール消毒や、高温にも抵抗があります。次亜塩素酸ナトリウムの消毒剤が有効です。
 
・合併症
脱水症、腎不全、ロタウイルス脳炎・脳症などがある。
 
・治療方法
特効薬はないので、症状を和らげる薬が使われます。
下痢、脱水、嘔吐に対する治療を行うので、点滴、経口補液、整腸剤が使用される。
  
小さな子どもで症状がありましたら、早めに病院に受診し相談しましょう。
 
 その他に気になることがありましたら、薬剤師にご相談ください。
 
(国立感染症研究所より参照)