Columnコラム

ハブクラゲ

2025.11.01

今回はハブクラゲについてご紹介したいと思います。沖縄の海ではよく発見されるハブクラゲですが、この機会に一度ご確認ください。
 
ハブクラゲは暖かい海に生息しているクラゲで、触手に無数の毒針を持つ猛毒のクラゲです。毒性が高く、死亡例も出ているので注意が必要です。
 
ハブクラゲの生態
ハブクラゲは5月から10月に発生するクラゲで沖縄県内どこのビーチでも確認することができます。傘の大きさは15cm程度触手は1.5mになることもあります。触手には刺胞と呼ばれる毒の入ったカプセルがたくさん隠れていて、触れると針が出てきて毒を注入します。ハブクラゲはこの毒で動けなくなった魚やエビ、プランクトンなどを口から飲みこみます。透明なため、水面からは見えにくくなっています。近年、海水温の上昇でハブクラゲが多く繁殖しています。
 
またハブクラゲの唯一の天敵はウミガメと言われています。ウミガメはハブクラゲの毒に対して免疫力があります。近年、ウミガメが環境破壊で減少していることもあり、ハブクラゲが増えてきているかもしれません。防護ネットがないビーチで遊ぶのは大変危険ですので、絶対やめてください。
 
刺された時の症状
強い痛み、みみずはれ、細胞壊死、水泡などを引き起こします。重症の場合はショック症状を起こし、呼吸困難、心肺停止することもあります。ひどい場合は死に至ることもあります。
 
予防方法
ハブクラゲに刺されないために、ビーチで泳ぐ際は必ず防護ネットの中で泳ぐようにしましょう。また、ウエットスーツなどを着るなどできるだけ、肌を露出しないようにしましょう。
海へ出かける際は念のためお酢を持っていくようにしましょう。
 
もし刺されたら
刺された場合は近くの人にすぐに助けを求めましょう。
刺された場所は擦らずにお酢をたくさんかけて、触手を取り除きましょう。お酢は刺胞を抑制する働きがあります。真水をかけたりしないでください。刺激すると触手からたくさんの毒が排出されてしまいます。患部は氷などで冷やしましょう。
応急処置をしたらすぐに病院に受診しましょう。救急隊員が来るまでは安静にしておいてください。
 
ハブクラゲは毎年、夏になると多くの事故が発生しています。
死亡事故も起きていますので、みんなで注意していきましょう。
ハブクラゲは半透明なので気が付きにくいと思います。小さなお子さんがいる家庭は特に気をつけてください。
 
 
その他、気になることがありましたらお気軽に薬剤師にご相談ください。
 

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