Columnコラム

手洗い

2024.09.01

今回は手洗いについてご紹介します。参考にしてください。
 
細菌ウイルスを洗い流し、感染症の予防には手洗いが大切です。
 
手洗いは、色々な人が触るものを触った時や、外出して帰ってきたとき、掃除を行った時、介護する時、トイレに行った時、料理の前、食事前など、様々なタイミングで小まめにする必要があります。
 
手洗いは水だけで行うより、界面活性剤の入った石鹸ハンドソープですることが大切です。界面活性剤は手についた汚れや細菌、ウイルスを一緒に洗い流してくれます。
 
・手洗いの仕方
①まずは手を水で濡らしましょう。腕時計、指輪やアクセサリーは外してから行ってください。
 
②石鹸、ハンドソープを泡立ててから手の平、手の甲全体につけましょう。
 
③指の間、手首、親指の付け根などは汚れが残ることもあるので注意です。
 
④爪の中や、指の付け根などには汚れが付きやすいので入念に石鹸、ハンドソープをつけましょう。専用のブラシがある場合は、爪の中をブラシで洗う事も効果的です。擦りすぎは皮膚を傷つけるので控えてください。
専用のブラシがなければ、爪を手のひらで引っ掻くようにこすると、爪の中も洗えます。
しっかり時間をかけて、手の全体を洗ってください。汚れが残らないようにしましょう。
 
⑤十分に石鹸、ハンドソープを手の全体に広げて洗えたら、流水で洗い流しましょう。
 
⑥綺麗なタオルや、ペーパータオルで水分を拭き取りましょう。濡れたままのタオルは雑菌が繁殖しやすいので、使わないでください。
 
⑦手を洗った後はハンドクリームで保湿をして、手荒れを予防しましょう。手に傷があると、そこから細菌やウイルスが体の中に入ってきてしまいます。手をよく洗うと手荒れしやすくなるので、普段からハンドクリームを使う事をお勧めします。
 
 
・アルコール消毒の仕方
手を洗えない場合などは、アルコール消毒が有効です。
アルコール消毒の仕方も同様に、手のひら、手の甲、指の間、親指の付け根、手首にもしっかりつけて消毒する必要があります。乾いた手に使用するようにしましょう。
アルコール消毒では殺菌できない菌もいるので注意が必要です。使用する用途によって使い分けしてください。
また、アルコール消毒でも手荒れが起きやすくなるので、ハンドクリームでの保湿が必要です。最近のアルコールでは手荒れしにくい成分が入っている場合がありますので、購入の際は確認してみてください。
 
 
その他で気になることや、聞きたいことがありましたら、薬剤師にご相談ください。

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