Columnコラム

尋常性疣贅

2026.01.04

今回は尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)についてご紹介したいと思います。
あまり聞きなれないかもしれませんが、子どもに多くみられるイボで、手や足にできます。
この機会に小さなお子さんがいる家庭では、注意してみてください。
 
・症状
手指や足、足の裏などにできる小さなイボ。
最初は小さいですが、次第に増大し表面がブツブツして盛り上がってしこりのようなものになり、広がっていくのが特徴です。
単発的だけでなく色々な場所に多発していくことも多く、痛みや痒みはありません。触ってしまうと、他の場所にも拡がってしまうことがありますので注意が必要です。
小さな子供でみられることが多いです。
 
・特徴
子供だけでなく大人も移ることがあり、人から人への直接感染だけでなく、間接感染することもあるので、プール、お風呂などでも注意が必要です。
 
・原因
ヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚の傷から感染し、イボができます。
ヒトパピローマウイルスには様々は種類がありますが、尋常性疣贅はHPV2型が特に多いです。
 
・予防
触ることで感染が拡がるので、まずは触らないようにすることが大切です。
傷口からウイルスに感染するので、皮膚の状態を良くするように普段からケアする必要があります。
 
・治療方法
液体窒素を使った冷凍凝固療法が代表的な治療法です。-196度の液体窒素を綿棒に浸し、その綿棒を患部に何度も当てて、感染した皮膚ごと壊して治療していく方法です。ウイルスは冷やしても死なないため、液体窒素で水疱を作らせて角質を除去することで、ウイルスを除去していきます。そのため何度も処置していかなければなりません。
また何度も繰り返して治療することで、次第に免疫力ができて感染しにくくなります。
冷凍凝固療法は1~2週間おきに病院に行って治療してもらわなければなりません。
数か月かかることが多いので、気長に治療を続ける必要がります。
その他に外用剤や内服薬を使用して治療することもあります。
 
一般の人にはなかなか分かりにくいことも多いので、専門医にきちんと診てもらう必要があります。気になる症状がある人は、早めに受診して確認してもらってください。
 
尋常性疣贅は治療が遅れると様々なところにどんどん広がり、治療に時間がかかってしまいます。早めの治療開始が重要です。小さなお子さんがいる家庭では気づかないことが多いので、手や足の小さなイボを定期的に確認してみて、違和感などがありましたら皮膚科の先生に診せましょう。
 
その他、気になることがありましたら、お気軽に薬剤師にご相談ください。


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