Columnコラム

不安症

2026.04.01

今回は不安症についてご紹介したいと思います。聞いたことがある人もいるかもしれません。この機会に心の悩みを抱えている人のことを、少しでも理解できればと思います。
 
・不安症とは
不安は人間が本来持っている機能で、様々な事柄を予期して準備するために備わっています。しかし、不安症はこの不安が過剰に働き、日々の生活の中でひどく不安を感じ、日常生活に支障をきたす病気です。
不安症にはパニック発作、全般不安症、恐怖症などがあります。
 
パニック発作
突然、動悸、めまい、吐き気、呼吸困難などを繰り返し、次第に発作の不安で日常生活に様々な支障をきたす病気です。急に症状が現れて、短時間で収まる発作です。
 
全般不安症
全般不安症には特に特徴はありません。原因は様々で、一つとも限りません。慢性的にコントロールできない不安障害です。
 
恐怖症
実際には危険ではなく、ほとんどの人が気にならないことに恐怖を感じてしまう病気です。
恐怖症では恐怖心の程度が過剰に働きすぎてしまい、普通の生活が送れなくなってしまいます。
 
・原因
不安症の原因は現在のところ、まだきちんとわかっていません。生活環境、職場環境の人間関係や、大きな災害による環境ストレスなどが影響すると考えられています。ストレスに対してうまく対応できなかったり、失敗することで不安症を発症することがあります。
不安症を発症した人は、うつ病になりやすいリスクが上がる傾向にあります。
遺伝的な影響もあると考えられています。その他、精神的気質や身体的な状態も影響すると考えられています。
また、カフェイン、アルコール、中枢神経薬などの様々な薬で、不安症を引き起こすこともあるので注意が必要です。
 
・症状
息切れ、呼吸困難、めまい、発汗、ふるえ、心拍数上昇、吐き気、腹痛、下痢、ほてり、悪寒、違和感、遊離感、イライラなど
 
不安症状は瞬間的に起きるものや、後から時間をかけて徐々に発症することもあります。
長い場合は数年間も症状がでることもあります。
 
・治療
まずは精神科、心療内科の医師にご相談ください。早めに治療を開始しましょう。
抗不安薬や抗うつ薬などを使う薬物療法や、精神療法などカウンセリングで、患者様に合わせて治療していきます。
無理は禁物なので、少しずつゆっくり改善できるように医師と相談しながら治療していきましょう。
家族や周りの人にも理解して、助けてもらう必要があります。
 
 
その他、気になることがありましたら、薬剤師にお気軽にご相談ください。

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