2023.12.01
今回はHib感染症についてご紹介します。あまり聞きなれない病気だと思います。
Hib感染症は、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型という細菌によって発生する病気です。
名前は似ていますが、インフルエンザウイルスはウイルスによって起きる疾患なので異なる病気です。
ほとんどが5歳未満で発生し、特に乳幼児での感染で注意が必要です。
・症状
発熱、咳、痰、呼吸困難など
・特徴
主に起動の分泌物により感染を引き起こし、症状がないまま日常生活を送っている子供も多くいますが、肺炎、敗血症、髄膜炎、化膿性の関節炎などの重篤な疾患を引き起こすこともありますので注意が必要です。髄膜炎を引き起こした場合は難聴などの後遺症を残すこともあります。
・ウイルス
ヘモフィルスインフルエンザ菌b型
・感染経路
くしゃみや咳などの飛沫感染と、皮膚や粘膜の直接的な接触による接触感染です。
・予防方法
ワクチンの摂取が有効です。感染リスクを95%以上減らすことができると報告されています。
・治療方法
抗生物質や、ステロイドを使用することがあります。
小さな子どもで症状がありましたら、早めに病院に受診し相談しましょう。
(厚生労働省より参照)