Columnコラム

医薬品副作用救済制度

2020.08.01

今回は、医薬品副作用救済制度についてご紹介したいと思います。
最近、病院や薬局でポスターなどが貼られているのを見たことがあるのではないでしょうか。きちんと見ていない方も多いと思いますので、ご紹介したいと思います。
 
医薬品は10年以上の年月をかけて、効能、効果、副作用など様々なことを調べ厚生労働大臣の承認を受けて発売されます。そのため安全性は十分に高く、安心して服用できるお薬です。しかしながら、医薬品についてはどの薬においても、主とする効能以外に副作用が出ることがどうしてもあります。
 
独立行政法人の医薬品医療機器総合機構(PMDA)は医薬品を服用した時に起きた副作用を救済する公的な制度「医薬品副作用救済制度」を設けています。副作用のため入院などになった場合は医薬品副作用救済制度によって医療費や年金などの給付を行います。
 
医薬品副作用救済制度では病院や薬局で買ったお薬を適正に使用した場合に使える公的制度なので、人の薬を飲んだり、自分勝手に薬を飲んだ場合には使えないのでご注意ください。お薬は用法を守って正しく服用することが大切です。
 
医薬品副作用救済制度では本人またはご家族が直接、医薬品医療機器総合機構(PMDA)に連絡して請求します。その場合、医師の診断書が必要です。
書類を提出後に審議されて、医薬品医療機器総合機構(PMDA)から支給されます。支給額は種類によって決められています。お薬によっては対象外であったり、請求期間もあるので注意が必要です。
 
その他、気になることがありましたら、医薬品医療機器総合機構(PMDA)に直接電話してご確認ください。
いざという時のために、ホームページを確認してみてください。
 
副作用が出た際、まずは主治医や薬剤師にご相談して下さい。
 
(医薬品医療機器総合機構(PMDA)参照)