Columnコラム

メニエール病

2021.12.01

今回はメニエール病についてご紹介します。一度は耳にしたことのある病気だと思います。

メニエール病は耳鳴りや、難聴、ぐるぐる回る回転性の眩暈などが起きる病気です。
内耳には、平衡感覚をつかさどるものや、聞こえにかかわるものがあります。これらが内リンパ水腫によって障害されることによって、平衡感覚の異常など様々な症状が現れます。
眩暈は数十分から数時間と様々であり、1回だけの人もいれば何度も繰り返す事もあります。
眩暈の発症を繰り返すたびに、難聴も悪化していく特徴もあります。
 
・症状
眩暈、難聴、耳鳴り、吐き気、嘔吐、腹痛、耳の詰まり感、頭痛など
 
・特徴
30~40代の女性に多く、子供ではまれです。男性も発症することあります。
 放っておくと進行して、日常生活に影響がでることになってしまいますので、早めに受診が必要です。
 
・原因
原因は不明です。内耳のリンパが増えて腫れる、内リンパ水腫がおきます。
ストレス、疲労、睡眠不足などが引き金になることがあります。
 精神面による影響もあるので、精神的に安定させることも重要です。
 
・治療方法
問診や、聴力検査、眼振検査など様々な検査を行い、専門医が診断します。
 
メニエール病の治療は生活スタイルの改善や、薬での治療、手術などがあります。
内リンパの調整がうまくいっていないために起きるので、利尿剤を使うこともあります。
また、不安による影響もあるので抗不安薬を使うこともあります。
その他、循環を良くする薬や、ステロイド、ビタミン剤、漢方薬を使います。
 
 
症状がありましたら、早めに専門の病院に受診し相談しましょう。