Columnコラム

ジフテリア

2023.10.01

今回はジフテリアについてご紹介します。子どもがいる家庭では、一度は耳にしたことのある病気だと思います。

ジフテリアはジフテリア菌による上気道粘膜疾患ですが、眼瞼結膜、中耳、陰部、皮膚などがおかされることがあります。
 
症状
発熱、咽頭痛、嚥下痛、鼻汁、鼻・唇のびらん、咳など
扁桃・咽頭周辺に白~灰白色の偽膜が形成されます。
 
特徴
 感染、増殖した菌から酸性された毒素により昏睡、心筋炎などの全身症状が起きると死亡する危険性が高くなるので注意が必要です。
 
ウイルス
ジフテリア菌
 
潜伏期間
2~5日間あるので、感染を拡大させないようにしましょう。
 
感染経路
くしゃみや咳などの飛沫感染と、皮膚や粘膜の直接的な接触による接触感染です。
 
予防方法
手洗い、手指の消毒、うがい、マスクなどの咳エチケットが重要です。感染者との濃厚な接触も控えましょう。
ワクチンの接種が最も有効です。
 
治療方法
動物(ウマ)由来の血清療法、抗毒素投与が行われます。ペニシリン、エリスロマイシン等の抗菌薬も使用されることがあります。
 
学校の登園、登校について
学校保健安全法では、第1種の感染症になっており、治療が終わるまでは出席停止になっています。家族や周りの人で感染の疑いがある場合は、感染のおそれがなくなるまでは出席停止となります。
かかりつけ医師と相談してください。
 
 
小さな子どもで症状がありましたら、早めに病院に受診し相談しましょう。
 
(国立感染症研究所より参照)
 

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